攻撃的な「反フェミ」の典型的なツイートを見つけました。
タグで「フェミニストはテロリスト」などと書いていますが、
フェミニズムが実際にテロを起こしたお話はないと思います。
実際にテロを起こすことがあるのは、このツイートの人と
同類の「反フェミ」や「ミソジニー」です。
夫婦別姓、事実婚とかの女性個人主義・反家族(フェミニズム)支持者って、偶然とは思えないほど立憲民主党とかを支持してるから見て。
— CYBER Web刑事コナイ (@iilli_orz_illii) 2018年2月20日
そのフェミニズムは国の最重要課題として男女共同参画に兆円規模の予算が投じられ、日本のルールが解体され続けていることも知って‼️#フェミニストはテロリスト pic.twitter.com/OHEIXyIF4x
1989年にモントリオール工科大学で、
ひとりの男性による銃乱射事件がありました。
犯人の男性は「女が工学の世界に進出したせいで
自分は大学受験に失敗した」と考え、女子学生を銃殺しました。
「女性を嫌い殺戮した瞬間大量殺人鬼」
そして、ルピンは何故自分が受験に落ちたのか考えない始め、
ある考えに辿り着く。
それは、
「男の世界だったエンジニアの世界に女が進出したおかけで、
定員数が埋まってしまい、自分が受験に失敗したのだ」
という危険な発想であった。
ルピンは女の権利を主張するフェミニズムを嫌悪し、
この世界の諸悪の根元はフェミニストにあるという考えに行き着く。
犯人の男性は、所持していた遺書に
「俺の人生を破滅させたフェミニストの息の根を止めてやる」
と書いていて、フェミニズムに対する
強烈な敵意と憎悪をあらわしていました。
2011年にノルウェーのオスロとウトヤ島で、
排外主義者による連続テロ事件がありました。
犯人のテロリストにはフェミニズムに対する嫌悪があり、
「日本と韓国は家父長制の理想の国」と言っていました。
「ノルウェー連続テロ」
「ノルウェーのテロ犯「女性が従順な韓国・日本が理想的な国」」
フェミニズムに対する嫌悪感を表明し、
家父長制の回復を強調したが、その代案として
「日本や韓国がモデル」と主張したと24日報じた。
ブレイビク容疑者は「欧州が日本や韓国のようになるのが見たい」
「韓国と日本は保守主義や民族主義に近く、
両国の女性が従順だ」などと付け加えた。
2014年にカリフォルニアのサンタバーバラで
銃乱射事件を起こした「非もて」がいました。
この犯人の男性は女性にもてないことの恨みで
強烈な女性嫌悪となり、銃乱射事件を起こしたのも
「女に復讐すること」が目的でした。
「サンタバーバラの非もて」
「「僕は完璧なのに」、「女はみな殺してやる」……米連続殺傷事件、「非モテ」男の語り残したこととは」
【大意】回想録の101ページで、エリオットは初めて
「ファイナル・ソリューション(最終解決)」、
「復讐の日」という表現を用いている。
【大意】エリオットは、巨大な収容所ですべての女性たちを
餓死させることについて空想を膨らませていた。
何人かは子を生むために別枠が用意される。ただし人工授精で。
「セクシャリティは完全に存在しなくなる。愛も、存在しなくなる」。
自分は犠牲者なのだ、という思いを、彼は書き綴る。
「すべての人に、懲罰を加えます」
この犯人は女性を抹殺する計画を夢想し、
それをヒトラー・ナチスによるユダヤ人絶滅計画に
なぞらえて「最終計画」と呼んでいました。
これらのテロの犯人たちは、最初のツイートの人と
同じような反フェミ、ミソジニー思想の持ち主です。
それにもかかわらず「フェミニズムは攻撃的で、
自分たちは被害を受けている」なんて、
被害者意識をあわらすのも、反フェミやミソジニーです。
「あまりに攻撃的で暴力的な」
「暴力的なフェミ批判・雑感」
ここまでお話したら、最初の反フェミの人は
「あっそ」などと言ってきました。
あっそ。
— CYBER Web刑事コナイ (@iilli_orz_illii) 2018年2月21日
理解したのなら、デマ拡散防止のためにも、
じゅうぶんな釈明と撤回をされたいです。
他人を根拠もなくテロリスト呼ばわりしたのですから、
相応の責任を取っていただきたいです。
「あっそ」で済むことだとは、まさか思ってないですよね?