2018年03月10日

toujyouka016.jpg 共同親権・反対派の抱き合わせ論

前のエントリの続き。

「選択的夫婦別姓が実現しなくても我慢しろ」という
主旨のことを言ってのけた人は、選択的夫婦別姓の
議論だけして、共同親権の議論をしないと
「ジェンダー論として語っても、片手落ち」と言っています。

選択的夫婦別姓と共同親権は直接関係ないです。
なぜ選択的夫婦別姓の議論をするために、
共同親権の議論もしなければならないのかと思います。

 

共同親権の議論は別の機会にすればいいことです。
これも「抱き合わせ論」のうちだと思います。
関係ないものを持ち出して、議論を拡散させようとするのは、
選択的夫婦別姓の反対派が使う手のひとつです。

「選択的夫婦別姓と抱き合わせ論」



この選択的夫婦別姓の反対派に言わせると、
わたしは「フェミニスト」ということになるようです。
わたしがフェミニストとされるのは、かなり異論があると思いますが、
いまは置いておくことにします。

「あの弁護士から妙なリプライが来た」

この反対派に言わせると、フェミニストが共同親権問題に
理解がないから信用できないのだそうです。
わたしは共同親権問題に関わったことがありますよ。
日本も共同親権を認めて、ハーグ条約に参加するべき
という立場なので、この反対派の想定に反しています。

「ハーグ条約のメモ」
「ハーグ条約の勉強会」
「ハーグ条約の骨子案」


この反対派はわたしを指して「フェミニストが当事者の
個人的理由を利用」などと、人聞きの悪いことも言っています。
それを言うならこの反対派こそ、共同親権問題を
選択的夫婦別姓の反対に利用していると思います。

共同親権問題を別の課題に反対するために
利用することこそ、やめることだと思います。
共同親権問題を解決したいと思っている
ほかのかたたちにとっても、不利益になりかねないです。



補助ブログの2月25日エントリで触れましたが、
「楠木雲太郎」はあのミソジニー弁護士の
ツイートにもリプライしています。
ここでも「選択的夫婦別姓は子どもの人権を消費する」
などと言いがかりをつけています。


具体的にどのようにして、選択的夫婦別姓が
子どもの人権を消費するのかと思います。
夫婦別姓の家庭の子どもが、親が夫婦別姓であること
問題が起きたというお話はないです。
子どもの人権の消費などしていない、としか言いようがないです。

「別姓夫婦の子どもたち」
「夫婦別姓・未来予想図」
「子どもがかわいそう?」

「心待ちにした選択的夫婦別姓」
「「親と別姓」でも不自由しない」
「「子どもがかわいそう」って、ほんとなの?〜別姓夫婦の子どもたちのアンケート調査結果概要〜」


「楠木雲太郎」が「子どもの人権の消費」の
「根拠」としているものは、共同親権に関することです。
これらは選択的夫婦別姓と関係ないことです。
選択的夫婦別姓問題にかかわっている人の多くは
共同親権問題には関わっていないと思うので、
なにも意見など言っていないと思います。

この件に関しては「楠木雲太郎」は、
いかなる根拠や事実を見せられても聞く耳を持たない
頑迷極まりない人になっていて、だれがなにを言っても、
共同親権と選択的夫婦別姓は関係ないことを
もはや理解しないのではないかと思います。


「楠木雲太郎」にはフェミニズムや
ジェンダー平等に対する敵意や憎悪が強いようですし、
フェミニズムやジェンダー平等に反対する手段として、
共同親権を持ち出してもいるようでもあります。
それゆえ無関係であることを理解するわけには、
なおさらいかないのだろうと思います。

posted by たんぽぽ at 23:58 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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