反対の意を、ツイッターで表明しています。
3月12日エントリでご紹介の、国際女性の日に行なわれた
院内集会についての、東京新聞の記事を見ています。
親子別姓には反対です。https://t.co/wyDME7fbHj https://t.co/MzMgRNnVTn
— 衆議院議員 長尾たかし (@takashinagao) 2018年3月9日
反対の理由を少し立ち入って訊いたかたがいました。
長尾たかしに言わせると「自分の子どもに訊いたら、
夫婦別姓は嫌だと言ったから」だそうです。
それゆえ「きっとほかの子どもたちも、
嫌だと思うに違いない」だそうです。
子供に聞いたら「いやだなぁ」って答える、我が家では。多くの子供たちも同じなんじゃないかなぁと、思うのです。
— 衆議院議員 長尾たかし (@takashinagao) 2018年3月9日
お父さんとお母さんの苗字か違っていたら、どぉ??する??
— 衆議院議員 長尾たかし (@takashinagao) 2018年3月9日
日本の多くの子供さんたちは、困惑すると思います。
私が最も気にすることは子供の気持ち。女性の権利や関連する主張も大切ですが、まずは子供の気持ちなんですよ。と、、、、。
親が夫婦別姓でも、その子どもはそんなことを
気にしないことは、これまでにたくさんの報告があります。
「別姓夫婦の子どもたち」
「夫婦別姓・未来予想図」
「子どもがかわいそう?」
「心待ちにした選択的夫婦別姓」
「「親と別姓」でも不自由しない」
「「子どもがかわいそう」って、ほんとなの?〜別姓夫婦の子どもたちのアンケート調査結果概要〜」
「親子別姓・子どもの苗字観」
「親子別姓に気づかなかった」
子どものころ母親と自分が別姓であることに
ぜんぜん気づかなくて、最近になって
夫婦別姓のことが話題になって初めて気がついた、
という例は際立っていると思います。
母「夫婦別姓反対派の意見で結構多いのが、両親と同じ苗字じゃないと子供がかわいそう!ってやつでさ〜」
— 柿崎 (@kaki725) 2018年1月11日
私「へ〜実際どうなんだろうね〜」
母「子供の頃どういう気持ちだった?」
私「?」
母「私結婚した時から旧姓名乗ってるから私とあんた苗字違うよね?」
私「……!!今気づいた!!」
長尾たかしのツイートに対しても、
「うちは夫婦別姓ですが、子どもたちに問題はない」
という反例が、その場で挙げられます。
長尾先生、御心配には及びませんよ。別姓事実婚の私の子は、産まれた時から両親の姓が違いますから、それが当然としか思っていません。それが原因でいじめられた経験もなく成人しました。
— 猫アカデミー (@nekoacademy0) 2018年3月9日
むしろ今まで使っていた姓を変える喪失感が問題です。どうか御賢察を賜りますよう、お願い申し上げる次第です。 https://t.co/4l8rHyPf8N
いや、うちの子は別にいやだって言わないし。自分の家がそうだからって、よその家もそうだって決めつけないでほしいですね。公の立場の人なんだから。 https://t.co/dBt53nDNS6
— 紗綾(さぁや) (@saya_fairyland) 2018年3月9日
実態をご存知ない…うちは親子別姓です。息子と娘は、「ママと違う苗字だとそもそも意識する場面がほぼない」「困ったこと一度もない」。こちらの意見が「困惑」してるように見えますでしょうか?
— nana (@nana77rey1) 2018年3月9日
「困惑する」としたら「親子別姓は子がかわいそう」など、「困惑させようとする大人」がいるからです pic.twitter.com/84HFxrxhUV
ウチのこどもも、私が旧姓を使っても何とも思っていないみたい。親の先入観がこどもさんに「いやだなあ」と言わしめているのでは。
— 猫が好き (@hgty_aya) 2018年3月9日
長尾たかしの家庭はおそらく夫婦同姓だと思います。
ものごころついたときから、夫婦同姓の家庭で
育った子どもが、親が夫婦別姓となることに
抵抗を持ったとしても、無理もないことだと思います。
このような質問は、親が結婚したときから夫婦別姓で、
ものごころついたときはすでに夫婦別姓だったという
子どもに訊かないと、意味がないことだと思います。
「別の調査」
「そうそう、出典は明らかに・・・ん?」
それにしても「うちの子どもが夫婦別姓が嫌だから、
よその子もそうだろう」という、長尾たかしの安直な
一般化はいったいなんなのかと思います。
すみません、お邪魔します。
— huurin☆彡 (@HuurinMizu) 2018年3月10日
「ウチの子がそうだから、他もそうだろう」という発想の方が国会議員とは驚きですが、それは横に置き、
今のお墓は「◯◯家の墓」以外にも「愛」「絆」などの文字を入れ、同じ姓でなくても入れるようになってきています。
「自分の子供が言っていたから」と言う理由で「親子別姓はいけない。だから選択的夫婦別姓反対」
— わんわん (@wanwan_nz) 2018年3月9日
国政は長尾議員の家族を中心に回っているのではありませんよ。https://t.co/9pYYQYFcWf https://t.co/2vyuVJcJaT
データも根拠も事実もなくても、自分が「そう思う」だけで
反対できる「簡単なお仕事」だと思います。
こんな「理屈」で国会議員が法律を
決めるのですから、すさまじいことだと思います。
選択的夫婦別姓の反対派の「理屈」は、
ほとんどがこのような根拠にもとづかない
「自分がそう思うから」という程度のレベルです。
国会議員だからといって、一般の反対派と比べて
大差はないということなのでしょう。
選択的夫婦別姓の反対派たちは、この程度の「論理武装」で、
法制審議会の答申から22年も反対を続けています。
その「実績」があるので、自分たち反対派の「理屈」は
この程度のいい加減なものでもじゅうぶんだと、
思っているのもあるのかもしれないです。
わたしの返信が時間がかかって恐縮です。
長尾たかしはその「あほ」の可能性があります。
そうではなくわかっていたとしてら、
「結婚改姓によって親と別姓になるのは
かまわない」ことを、ごちゃごちゃ理由をつけて
正当化していると思います。