性被害についての、記者会見がありました。
「セクハラ撲滅 国連で伊藤さん会見「WeToo」運動提唱」
(はてなブックマーク)
自身への性暴力被害を告発したジャーナリスト、
伊藤詩織さん(28)が16日、国連本部で記者会見した。
日本では、性被害を告発した女性に対する反発が「過酷だ」と主張。
米ハリウッドから始まったセクハラ撲滅運動
「MeToo(私も被害者)」の代わりに、
「WeToo(私たちも行動する)」運動を提唱した。
この記事で衝撃的なのは以下のことです。
伊藤詩織さんは現在日本ではなく、ロンドンで生活をしています。
自分の受けた性被害を告発したことによって
中傷や脅迫をされるというセカンドレイプがひどくなり、
日本にいることが危険になったからです。
伊藤さん自身、告発後、インターネット上などで激しい中傷や脅迫を受けた。
自宅に戻れなくなり、人権団体の助けで昨秋からロンドンに移住した。
日本の差別主義者は、日本の差別を批判すると
ふたこと目には「嫌なら日本から出て行け」と言います。
伊藤詩織さんは、本当に出て行ったということです。
セクハラ撲滅:国連で伊藤さん会見「WeToo」運動提唱 - 毎日新聞要は、脅迫を受けて、自分の国から追い出されたのか。最低、最悪の国だな。
2018/03/18 07:46
(選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の中にも
「夫婦同姓の強制が嫌なら別姓が認められている
国へ行け」と言うのが、ときどきいます。)
これは「亡命」と言っていいと思います。
日本はジェンダー差別が激しい人権後進国で、
国際的にもそう認識されていると思います。
ついに性被害を訴えた女性が、国外に亡命する必要が
出てくるまでにいたったことになります。
伊藤詩織さんがロンドンに、辛淑玉さんがドイツに移住しなければならない、それも国内での嫌がらせや脅迫のせいでって…これは事実上の亡命だし、日本という国がいよいよ「卑怯者の、卑怯者による、卑怯者のための国」になってしまったという、大いに恥じなければならない事態だ。
— ライジ (@lije_bailey) 2018年3月18日
「日本は治安のいい先進国」というイメージを
信じているであろう「ふつうの日本人」は、
伊藤詩織さんの「亡命」をどう考えるかと思います。
他国へ亡命する人が出てくるなんて、
政情不安定な国か、人権軽視の全体主義国という
イメージもあると思うからです。
亡命したのは性暴力の被害を訴えた女性です。
それくらい日本は性暴力がまかり通る国であり、
ジェンダー差別のひどい国だということです。
これでもまだ「日本は女性が安心して暮らせる
治安のよい国」と考えるでしょうか?
付記:
現在日本に亡命している、フランスの人種差別主義者がいます。
差別主義者にとっては、日本はむしろ「安全」な国のようです。
フランスの有名な人種差別主義の活動家Boris Le Layは、日本に亡命している。フランスで本人不在のまま裁判が行われ、ここ数年で12回の判決を受け、先月も懲役2年8ヶ月の刑が宣告された。なぜ日本政府は逮捕・引き渡しをしないのかhttps://t.co/WkKY1juw1O
— ファリード فريد ヤス (@Yasu9412) 2017年8月17日