選択的夫婦別姓を争点にすることになりそうです。
「野田聖子総務相、総裁選で夫婦別姓の推進訴える 「避けて通れない問題」」
記事は短いので全文引用します。
9月の自民党総裁選への出馬に意欲を示す
野田聖子総務相は8日、選択的夫婦別姓について
「避けて通れない問題だ」とした上で、
「私は推進すべきだと思っている。そうでないなら、
賛否を国民に明らかにしていくのが自民党にとって大切だ」と述べ、
総裁選では夫婦別姓導入の推進を訴え、党内論議を深めたいとの考えを示した。
山形市内で記者団の質問に答えた。
野田氏はこれに先だって同市内のホテルで行った講演で、
夫婦別姓に関して「夫婦別姓の話をすると、石が飛ぶ。
『子供がかわいそう』というが、なぜ子供がかわいそうかよく分からない。
夫婦別姓がつくられたのは明治だ。
だから、つくったのは江戸時代の人だ。
100年以上、議論されないというのは近代国家としてどうかな、
ということを申し上げているだけだ」と語った。
8日は自民党山形県連の青年局と女性局が主催した講演で、
野田氏にとっては総裁選出馬をにらんだ地方行脚のスタートとなった。
15日には千葉県内で講演に臨む。
選択的夫婦別姓を争点にするのは、とても結構なことです。
ジェンダーに関する政策は、国政選挙や地方選挙でも
「オンナコドモのことはくだらない」と思われて、
すみに押しやられることが相場です。
それを自民党という、ジェンダー問題にあまり理解が
なさそうな政党の総裁選という内部選挙で
公約にするということは、大きなことだと思います。
これは野田聖子は15年ほど前、自民党内の選択的夫婦別姓の
推進派の活動がさかんだったころの中心人物であることと、
最近はサイボウズの青野慶久氏の提訴によって、
選択的夫婦別姓が世論から注目されている
政策になっていることがあるのでしょう。
自民党には選択的夫婦別姓に反対する議員は多いです。
支持基盤には選択的夫婦別姓に反対している団体もあります。
一般の支持者にも反対派は多いでしょう。
総裁選の争点にしたところで、どれだけ党内からの
支持が集まるか、という問題はあります。
野田聖子が総裁に選出されるかどうかわからないです。
また総裁になったところで、公約どおり選択的夫婦別姓を
実現できるかどうかもわからないです。
いざ実現しようとしたら、あちこちから反対の声が
吹き上がることが予想されます。
付記:
最初の記事を配信する産経のツイートを見ると、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)によるリプライが
いつもより多く付いていると思います。
野田聖子総務相、自民総裁選で夫婦別姓の推進訴える「避けて通れない問題」 https://t.co/EOB8mEJqCC
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年4月8日
有名人アカウントや公式アカウントによる
選択的夫婦別姓に関する話題のツイートには、
反対派からのリプライはいつもそれなりにつきます。
今回はそれらと比べて多めだと思います。
産経新聞だからでしょうか?
それとも自民党の話題だからでしょうか?