男性の特徴について語っています。
どういう男性かというと、結婚生活に関して
異様に楽観的にかまえるかたです。
転勤と子育てに対する考えかたを具体例にあげています。
「この人は状況をリアルに想像して言ってるだろうか」と
ツイートのかたはおっしゃっています。
実際、このような楽観的な認識を持っている男性は、
現実に足がついていないだろうと、わたしは思います。
誰の役にも立たないだろう自己分析。今まで何人かと恋人未満で終わったきっかけに共通点があった。
— 片隅 (@katasumidemo) 2018年4月6日
確実に全国転勤の人に「私は転勤がほぼない」と言った時「まあ何とかなるんじゃない?」と言われたり
激務の人が子供は必ず欲しいと言うので「子供は可愛いと思うけど負担と犠牲の大きさを想像すると→
→安易に欲しいと言えない」と答えると「大変でも楽しい事もあって、それが活力になる」と言われたりした時、
— 片隅 (@katasumidemo) 2018年4月6日
「この人は状況をリアルに想像して言ってるだろうか。いざその時になったら、自分の事情は仕方ないと言って変えないで、私が事情を変えて負担することを求めるのではないか」と思ったこと→
→実際そうなるか分からない勝手で失礼な想像で、どうしてそう思ったのか自分でも分からないけど、私はそこを信じられないと先へ進めないらしい。
— 片隅 (@katasumidemo) 2018年4月6日
恋愛コラムとかテクニックとか「相性の良い人の見分け方!」みたいな話でも全然出てこない基準だけど、たぶん私にとっては大切なんだろうな。
なぜ結婚生活に関して、現実に足がつかなくて、
妙に楽観的にかまえる男性が少なからずいるかですが、
それは結婚生活はまだまだ男性中心だからだろうと思います。
男性は結婚しても生活にあまり変化がなく、
そのまま仕事も続けられて、自己の変革はあまりないです。
女性は結婚によって、とくに相手の男性の都合に合わせた変化が多く、
アイデンティティに影響するくらいです。
「日本の未婚男性の不幸感」
いまの日本では結婚改姓するのもほとんど女性ですし、
結婚すると個人として見られることは少なくなり、
「だれさんの妻」とか「だれちゃんの母」とか、
役割というフィルタを通した認識のされかたをします。
いまだに「嫁扱い」する夫の親もいるだろうと思います。
ほかにも結婚すれば子どもを産む圧力がかかります。
仕事と育児の両立という問題も出てきます。
キャリアに穴が開いたり、パートなど収入の少ない職種へ
転換を余儀なくされることもあります。
夫との関係を言えば、家事の分担をしてくれないとか、
DVやモラルハラスメントの恐怖にさらされる可能性もあります。
このあたりの事情を、端的に言い表したのが
「結婚は男性にとってはイベント、
女性にとっては生まれ変わり」だと思います。
「若者が結婚できない理由」
結婚は、男性にとっては「イベント」であり、
女性にとっては「生まれ変わり」なのだ。
男性は結婚することでそれほど自己の変化を強いられることはないが、
女性にとってはアイデンティティーが変わるほどの出来事だ。
ことが「イベント」程度であり、問題が起きたら
相手の女性が負担してくれるので、結婚生活について
現実を深く考えず、楽観的にかまえられるのだと思います。
最初のツイートのかたは「いざその時になったら、
自分の事情は仕方ないと言って変えないで、私が事情を変えて
負担することを求めるのではないか」ともおっしゃっています。
「さもありなん」だと、わたしは思います。
結婚生活に対する男性の楽観的な認識のせいで
現実の壁に当たったとき、そのしわ寄せの負担をすることに
なるのは相手の女性だと、わたしも思います。
男性にとって、結婚によって自分があまり変わらずに
いられること、そして負担を女性に負わせられることは
いわば「既得権」になっているのだと思います。
結婚に関して現実に足がついていない男性というと、
40代になって自分の半分くらいの年齢の女性と
結婚したいと思っている男性とか、
高収入の女性は弱者男性を養えなどと息巻く
「きもくて金のないおっさん」があると思います。
「若い女性との結婚の無謀」
「フェミニズムと弱者男性」
彼らほどきわだっていなくても、転勤や子どもに関して、
最初のツイートのかたがご指摘するような
楽観的認識の男性でしたら、さほどめずらしくないと思います。
そしてそのような男性との結婚は、
考え直したほうがいいだろうと、わたしは思います。
ツイートのかたは「だれの役にも立たないだろう」とも
言っているけれど、じゅうぶん役に立つと思います。
結婚生活に関して現実に足がついていない男性の問題というのは、
かなり一般化できることだと思います。