2018年06月03日

mar0006.gif説得されない選択的夫婦別姓反対派(2)

前のエントリの続き。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)が
「自分を説得できなければ、選択的夫婦別姓の
実現はありえない」と言い出すのは、
自分が議論で劣勢になったと感じたとき、ということも
結構あるのではないかと、わたしは思います。

 
彼らはすでに理屈でかなわなくなっているので、
理屈や根拠はなんにもなくても無限の時間稼ぎをできる、
容易な戦略に移行しようとすることはありそうです。

また「自分を説得できる」ことが、
選択的夫婦別姓の実現の条件のように見せることで、
対論している推進派が自分に気をつかって、
自分に対する批判を緩和してくれることを
期待しているのもありそうに思います。

「この反対派のかたをこんなに批判したら
ますます反発して、選択的夫婦別姓をかえって
理解しなくなるから、もっとお手柔らかに扱おう」と、
対論している推進派が考えてくれることを、
くだんの反対派は期待しているということです。


現実問題として、このような反対派に気をつかって、
批判の手を緩めたところで、選択的夫婦別姓の推進派としては、
あまりいいことはないと思います。

すでに選択的夫婦別姓に反対で、考えが固まっている人です。
それゆえちょっと手加減したところで、
理解しないどころか、批判が弱まったことで
安心して反対するようになることが考えられます。

批判の手を緩めないことで、くだんの反対派は、
ますます態度を硬化させることはあると思います。
それでももともと反対で固まっている人ですから、
反対派の人数が増えることはないです。

選択的夫婦別姓の推進派にとって、
反対派を批判することによるメリットはあります。
やはり反対派には妙な気遣いをせず、
しっかり批判したほうが得策ということになります。


選択的夫婦別姓の反対派を批判すると言っても、
上述のように聞く耳をまったく持たない
頑迷極まりない人たちですから、
彼らを説得することは議論の目的ではないです。

選択的夫婦別姓の推進派が、反対派(非共存派)と
議論するのは、つぎの目的があると思います。

a. 議論を見ている聞く耳を持つ第三者に、適切な情報を提供する
b. 議論によって選択的夫婦別姓の反対派はどのような人か、
 聞く耳を持つ第三者にわかるようにする
c. 選択的夫婦別姓に関する適切な情報を増やすことで、
 反対派の歪んだ意見の割合を相対的に引き下げる
d. 選択的夫婦別姓の反対派を批判することで、
 可能ならばその反対派が反対を続ける自信を削ぐ

すでに選択的夫婦別姓の反対派になっている人は、
もう手のつけようがないから、これ以上の拡散を防いで、
新規の反対派を作らないという戦略です。
まだ考えが流動的で、聞く耳を持っている
「ギャラリー」を意識するということです。

「差別主義者は放置がよいか?」
「差別主義者は放置がよいか?(2)」

選択的夫婦別姓問題の現状を見たところでは、
これらa.からd.のメリットは、反対派を批判することで
たとえばその反対派の態度を硬化させるといった
デメリットを、はるかに上回ると考えられます。


「自分を説得できる」ことがあたかも選択的夫婦別姓の
実現の条件のように言ってくる反対派は、
いったいなんなのかと、わたしは思うことがあります。

ネットで議論している場合、その反対派は
一介のネットユーザというだけです。
そんな自分に選択的夫婦別姓の実現を左右するほどの
社会的影響力があると本気で思っているなら、
とんだ身のほど知らずだと思います。

また「自分を説得することが実現の条件」という
もの言いは、選択的夫婦別姓の問題が
あたかもその反対派を中心に回っているようにも聞こえます。
なにを思い上がったことを言うのかと思います。


あるいは最初のツイートの人のように、自分は中立な立場の
市民の代表とでも思っているのでしょうか?


6月1日エントリでお話したように、推進派に対して
「自分が理解できるよう説明しろ、でないと賛成しない」
などと言ってくることは、それだけで差別的です。

「自分が理解できるように説明しろ」

ましてやそれは選択的夫婦別姓の反対派に
とくによく見られる典型的な態度です。
すこしも中立な態度ではないということです。

「riosis11」が、自分は中立だと本気で思っているなら、
よくよくご自分を客観視できない人だと思います。
実は自分は中立ではないとわかっていて、
わざと「自分は中立」とうそぶいているなら、
とても悪質だということになるでしょう。


posted by たんぽぽ at 22:51 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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