2018年08月07日

toujyouka016.jpg 杉田発言・外国メディアで報道

杉田水脈の「同性愛者には生産性がない」発言は、
世界各国のメディアが報じるところとなりました。

CNNの記事は以下のようです。

「Japanese politician under fire for calling LGBT community 'unproductive’」
(日本の政治家が、LGBTの人たちには「生産性がない」と発言して炎上中。)

 
A Japanese politician has come under fire for questioning
whether LGBT taxpayers should receive equal welfare benefits
to the rest of Japan.

LGBTの納税者たちが日本のほかの人たちと同じだけの福祉を
受けることを疑問視した、日本の政治家が炎上している。



杉田水脈は少し前にもBBC第二放送の
ドキュメンタリーで、伊藤詩織さんの性被害に対する
セカンドレイプ発言をして、話題になったのでした。

「詩織さんに被害者落ち度論」
「詩織さんに被害者落ち度論(2)」

「生産性がない」発言を聞いた外国メディアの人たちは、
「またやった」と思ったかもしれないです。
杉田水脈は外国メディアに不名誉なかたちで
登場する機会が増えて、一躍よく知られるところと
なったのではないかと思います。


日本の政治家が同性愛差別で国際社会のあいだで
有名になることで、2020年の東京オリンピックは
どうなるかが、わたしはしばし気になります。

国際オリンピック委員会(IOC)は、
同性愛差別に対して厳しい態度をとっています。
2014年のソチ・オリンピックの開催国ロシアで、
開催の少し前に反同性愛法を制定したので、
以後反同性愛法がある国はオリンピックの開催国と
なれないという規則を、IOCは定めたのでした。

「外圧もあるが…LGBT理解への法案、自民が腰重い理由」

一つは、20年の東京五輪・パラリンピックだ。
14年2月のソチ五輪では、ロシアの「同性愛宣伝禁止法」が国際的な批判を受けた。
国際オリンピック委員会(IOC)は同年12月、
五輪憲章の根本原則に性的指向による差別禁止を加え、
日本政府もその姿勢を問われている。

「オリンピック:開催都市契約に差別禁止条項が追加」

国際オリンピック委員会(IOC)は、
今後の五輪開催都市との契約に差別禁止義務を含めると発表した。


日本には明確な反同性愛法はないです。
東京オリンピックまであと2年ですし、いまさら東京が
開催地資格を返上させられることはないでしょう。
それでも日本に同性愛差別を公言する政治家がいれば、
IOCはそれを問題視する可能性はあるでしょう。

東京オリンピックのせいでIOCが同性愛差別に対して、
さらに厳しく対処する規則を作ったら、
それこそ不名誉なことだと思います。

posted by たんぽぽ at 22:52 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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