2018年09月29日

mar0006.gif子どもの数が37年連続減少

総務省が毎年5月の子どもの日に発表している、
子どもの人数と割合についての調査を見てみたいと思います。

話題にしようと思いつつ機会を逃していたのですが、
9月22日エントリでお話した高齢者人口の調査を見て、
この機会に話題にしようと思ったしだいです。

「我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)」

 
1950年以来の子ども(15歳未満)の人口と人口比の推移を見てみます。
今年2018年は子どもの人口は1553万人です。
1982年以来37年連続減少で、今年も過去最低を更新です。
敗戦直後の1950年代と比べると、半分近くになっています。

こどもの数及び割合の推移

総人口に占める子どもの割合は、2018年は12.3%です。
1975年以来44年連続減少で、こちらも過去最低記録を更新です。
ポイント数で1950年代の3分の1程度、
第二次ベビーブームがあった1970年代の半分程度です。

こうして見るとずいぶん減ったものだと思います。
「ピンポンパン」「ポンキッキ」といった
1960-70年代に放映されていた幼児向け番組が
放映終了となるのも、無理もないことだと思います。


近年は子どもの人数も、子どもの割合も、
ほぼ一定のペースで直線的に減少を続けています。
前年の2017年と比べると、今年は17万人の減少、
割合は0.1ポイントの減少です。

男女別こどもの数

子どもの人数、割合のともに今後も減り続けるでしょう。
少子化が問題になり出した1980年代に
産まれた人たちが、現在の親世代になっています。
親世代の人口がすでに減り始めているということです。
それゆえ出生率が少し上昇したくらいでは、
子どもの人数、割合は減少することになります。

ほぼ1世代ぶんの時間、日本は出生率を回復させるのに
効果的な家族政策を導入することをおこたってきたのでした。
その「歴史的失策」の「つけ」がまわり始めたことになります。

「顧みられない家族政策」



子どもの人数を3歳ごとに区切って
示した図と票があるので、これを見てみます。
見ての通り歳が幼くなるにつれて、単調に人数が
減っているのがあきらかで、先細っていく様子が伺えます。

年齢3歳階級別こどもの数

男女、年齢3歳階級別こどもの数(平成30年4月1日現在)

2018年は0-2歳と3-5歳の2区分が300万人以下です。
2017年は0-2歳だけが300万人以下でした。
2016年以前は300万人以下の年齢区分はなかったのでした。
今後は人口300万人以下の区分は増えていくと思われます。

「年齢3歳階級別こどもの数」


年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15-64歳)、
老年人口(65歳以上)の年齢3区分別人口の割合の推移を見てみます。
これも見ての通り、年少人口は年とともに減り続け、
入れ替わるように老齢人口が増えています。

年齢3区分別人口の割合の推移

年齢3区分別人口及び割合の推移

15-64歳の生産年齢人口は、1950年の59.7%から
ほぼ単調に増え続けて、1995年に69.5%になっています。
それ以降は単調に減り続け、2018年は58.8%で
1950年より割合が少なくなっています。


これまでの推移と今後の長期予想についてもしめしておきます。
1980年ごろから老年人口の割合が高くなり、
高齢化社会に突入していく様子がはっきりしています。

「日本の人口の長期変化」



21世紀は総人口もどんどん減っていくのですが、
年少人口と生産年齢人口も急速に減少することがわかります。
これらに比べて老年人口はあまり減少せず、
相対的に老年人口の割合が高くなることになります。

posted by たんぽぽ at 20:26 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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