2018年09月29日

mar0006.gif各国における子どもの割合

前のエントリの続き。

総務省の子どもの数についての調査のサイトには、
世界各国と比較した表が出ています。
今度はこれを見てみたいと思います。
日本の少子化は世界的に見るとどの程度になるのか、
相対的な位置を把握する必要もあることだと思います。

「I-1 こどもの数は1553万人、37年連続の減少」

 
表に示されているのは、人口4000万人以上の
人口大国だけですが、以下のようになっています。
データは1-2年ほど前後していますが、
それほど大きな差はないと考えられます。

各国におけるこどもの割合

日本の子どもの割合は12.3%で、調査対象国中でもっとも少ないです。
日本は世界一子どもが少ない国ということです。
(ここ数年以来、日本は世界一がずっと続いています。)

2位から4位までは13%台に集まっています。
よって日本は他国からやや抜きん出て
子どもが少ない国ということになります。


2位は韓国13.1%、3位はドイツ13.2%、4位はイタリア13.5%です。
5位は15%以上ありますから、これらの3か国は
13%台のところで固まって、「日本に次いで子どもの少ない国ぐに」
という集団を作っていることになります。

日本、韓国、ドイツ、イタリアという、家族やジェンダーに関して
因襲的な4カ国が、世界でもっとも子どもが少ない国の
上位4位までを占めることになります。

「良妻賢母嗜好と出生率」
「良妻賢母が好きな国はなぜ出生率が低いか」

「良妻賢母が好きでない国の方が出生率が高い」というものです。
少子化の国は「日本、イタリア、ドイツ、韓国」など
「伝統的家族観」が強いところ。当然良妻賢母が良しとされます。
イタリアなんか「マンマ」の国ですし。


韓国が2位に上がってきたことは、やや特筆することだと思います。
前回の2016年7月の調査では13.4%で3位、
そのまた前の2014年7月の調査では14.3%で4位、
さらに前の2012年7月の調査では15.1%で5位でした。

「韓国は次の調査のときにはドイツを抜いて
2位になるかもしれない」と、わたしは去年のエントリで
お話したのですが、その予想が当たったことになります。

「世界一子どもが少ない国」

韓国は調査のたびにランクが上がり、
子どもの割合の減りかたのペースも速く、
きわめて急速に少子化が進んでいることがわかります。
このままいくと日本を追い越して、世界一の子どもが
少ない国になるかもしれないです。


開発途上国と見られる国ぐにの子どもの割合は、
30%程度のところに集まっています。
日本の1950年の子どもの割合は35.4%でした。
敗戦後まもないころの日本は、現在の開発途上国よりも
「開発途上国的」だったことになります。

もっとも子どもの割合が高い国ぐには40%以上あります。
多産なことに加えて、平均寿命が短いことが考えられます。
このくらい子どもの人口比が高いと、
「子どもばっかり」という感じではないかと思います。

posted by たんぽぽ at 20:48 | Comment(2) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
杉田議員の事件を機にこのサイトを知り、陰ながら応援しております。

イタリアに関してですが、以前「マツコの知らない世界」で、イタリアについて取り上げられていました。そこで「イタリア男のシャツは常にアイロンがかかっている」とプレゼンターのイタリア男性が自慢げに話しており、それは「マンマ」やってくれてるから、とのこと。さらに、料理はコース式で一品ずつだされるので、給仕をするマンマは座って食べれない、とのこと。そして、それを嬉々として話して、「母性」の素晴らしさとしてまとめていたことが印象的です。

ローマ法王がいらっしゃる国ですから、キリスト教的な価値観が他国より根強いということが大きいのでしょう。イタリア人男性はマザコンが多いというのも、理想の母親像、つまり良妻賢母から外れまいとする女性たちの必死の努力に起因すると思います。さらに、宗教的な影響がダイレクトに来る地域ですから、なおさら良妻賢母像から外れるのは難しいでしょう。

彼らが女性たちにどれほど負担をかけているのかということに気づくことが、まずは少子化対策の一歩なのですがね。
Posted by バナナボート at 2018年10月02日 20:50
バナナボートさま、
またまたコメントありがとうございます。

つたないブログを応援してくださり恐縮です。
これからもよろしくお願いしますね。

コメントの承認が遅くなってもうしわけないです。
コメントの通知を確認していなかったです。


>イタリアに関してですが、
>「母性」の素晴らしさとしてまとめていたことが印象的です。

「マンマ」の国のイタリアはすさまじいようですね。

日本も家族やジェンダーに関しては因襲的で、
「母性」やそれに甘やかされる男性なんて
容認されるほうだと思います。
それでもお話してくださったような番組は、
日本でもできないのではないかと思います。


>ローマ法王がいらっしゃる国ですから、
>さらに、宗教的な影響がダイレクトに来る地域ですから、

カトリックの総本山のお膝元というのは、
宗教の影響を強く受けるもとになっていますね。
そのせいかイタリアにはけしからんお坊さんは結構いて、
問題発言をやらかしては『ガーディアン』のような
メディアで批判されたりしています。

「地震は同性結婚に対する神罰?」
http://pissenlit16.seesaa.net/article/444164082.html

因襲・反動的な家族・ジェンダー観が
ヨーロッパの中ではとくに幅をきかせるのも、
宗教の影響を強く受けるからなのでしょう。
宗教的カチカンなんて因襲的なのが相場ですからね。


イタリアの男性はマザコンもすごいらしいですね。
実家から徒歩10分のところに家を建てて暮らしたら、
「母親から遠く離れている」と言われるようです。

ヨーロッパの国ぐには、どこもパラサイト・シングルの
割合が低いのですが、イタリアだけは例外的に高いです。
これも「マンマの国」ゆえに、母親離れしない男性が多い
ということだと思います。

「パラサイトシングルの国際比較」
http://taraxacum.seesaa.net/article/426574757.html
Posted by たんぽぽ at 2018年10月04日 06:42
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