3年前に弟がなくなったので、「草刈」の名字をつぐ人が
自分だけになったことが理由です。
「紅蘭、妊娠後も事実婚続ける理由 父・草刈正雄は「喜んでた」」」
梅沢に「なんで赤ちゃんが生まれるのに入籍しないの?」と
聞かれた紅蘭は、「3年前に弟が他界しちゃったんですけど」と
弟の死が関係していることを告白。
「弟が死んだ時に、『草刈』の名字を継ぐ人が
いなくなっちゃうってすごい感じて。
私は絶対に草刈の名字を無くすのが嫌だったんですよ」と打ち明けた。
続けて紅蘭は「父は母親だけで育てられて、
親戚もいなくて『草刈』が父だけで止まってるんですよ。
だから私はどの人と結婚しても、こっちに(婿養子に)入ってもらうか、
別姓にするかっていうのは強く思ってて」と語り、
パートナーと話し合った末に事実婚を選択したという。
有名人、とくに芸能人が夫婦別姓をなさっている
というのは、インパクトが大きいと思います。
選択的夫婦別姓の導入に対する理解が進めばよいと思います。
紅蘭さんは弟がなくなったので、名字を継げるのが
自分しかいなくなったのでした。
そうではなく、もともと息子がいなくて名字を残すためには、
娘が結婚改姓しないしかないケースは、
ひとりっ子が多くなった最近は増えていると思います。
少子化の影響でひとりっ子が増えた現在、
ひとりっ子どうしの結婚も多くなっています。
そうした状況にあっても息子だけでなく、
娘でも名字を残せるようにするために、
選択的夫婦別姓の導入が求められることになります。
家名の存続というのは、一般にある程度以上の
資産を持った家柄の家に多くあることです。
そうした家柄でなくても、一般の庶民的な人であっても、
自分の名字を残したいことはあるということです。
「家名の継承」
紅蘭さんは「私はどの人と結婚しても、
こっちに(婿養子に)入ってもらうか、別姓にするかって
いうのは強く思って」とコメントしています。
ここで注意しておきたいのは、
「結婚しても名字を変えたくない」であって、
「夫婦別姓にしたい」ではないということです。
自分が名字を変えずにすむなら、結婚相手が改姓して
自分の名字を名乗ってくれてもいいということです。
選択的夫婦別姓を望んでいる多くのかたも
同様で「夫婦別姓にしたい」ではなく
「名字を変えたくない」と考えていると思います。
こうしたことは選択的夫婦別姓問題に
多少くわしいかたなら、だれでもご存知だと思います。
ときどきご存知ないかたが、とくに選択的夫婦別姓の反対派に
よくいるので、あえて言及しておくことにします。
紅蘭さんが事実婚を続けて結婚改姓しないことを、父親は喜んでいました。
理解ある父親でよかったと思います。
(娘が結婚しても改姓しないと喜ぶ親は多いですが、
反対する親もそれなりにいますよ。)
梅沢に「お父さんにも相談したの?」と尋ねられると、
「喜んでましたね、そこまで考えてくれてるのかって」と紅蘭。
次のコメントを見ると、紅蘭さんは世間的な
「華やかな結婚」には興味がないみたいです。
結婚改姓せず事実婚を選ぶことに抵抗がないのも、
「世間的な結婚」に興味がないこともあるのかもしれないです。
挙式については「結婚式みたいなのは興味なくて、
ウェディングドレスとか着るのも興味ないので、
パーティー程度ですかね」と明かしていた。
付記:
記事では婚姻届けを出すことを「入籍」と表現しています。
これは正確ではないので、関心しないです。
婚姻届けを出すと、初婚の場合、夫婦の戸籍が
新しく作られるのであって「籍に入る」のではないし、
「入籍」という手続きは別にあるからです。
「「入籍」と「ばついち」」
「入籍という表現の経緯」