2018年10月30日

toujyouka016.jpg 東京医科大・点数操作の調査

東京医科大学の点数操作に関して、第三者委員会の調査により
よりくわしいことがわかり始めました。

2017年度と2018年度の一般入試で、
本来なら合格圏に達していた69人が
点数操作で不合格となっていることがわかりました。
このうち55人が女子、14人が4浪以上です。

「東京医大、女子55人が不正入試で不合格 第三者委公表」
(はてなブックマーク)

「<東京医科大>不正入試で女子55人が不合格に 2カ年で」

 
東京医科大は23日、同大の不正入試について
調査をしている第三者委員会(委員長=那須弘平・
元最高裁判事)の1次報告書を公表した。
それによると、女子受験生に対する不利な得点操作などをした結果、
2017年度と18年度の一般入試では、
本来合格していた計55人の女子が不合格にされていた。
報告書は同大が追加合格の判定を行ったうえで
結果を公表し、新たに合格者となった受験生には
補償などの対応をするよう求めている。
不正がなかった場合の成績を再現した結果、
女子の合格者は17年度は99人から110人に、
18年度は69人から113人に増えたと指摘した。

点数操作には当時の学長の考えが反映された可能性があります。
どれだけの女子の受験者を不合格にするのか、
学長の判断でいくらでも変化しうるということです。
点数操作がきわめて恣意的であることを、
あらためて示していると言えます。

18年度の方が、不正で不合格となった女子が多い
理由について報告書は、当時の鈴木衛学長
=贈賄罪で在宅起訴=が「去年は女性が多かったから、
今年は男性を多く取りたい」と発言したと指摘。
「鈴木氏の考えが、影響を与えたと理解することもできる」とした。


最後の2年だけで、合格圏に達していたのに
不合格になった女子受験生は、55人もいたのでした。
毎年数十人規模で、不当に不合格になってことが考えられます。
もっとむかしに不当に不合格にされた
受験生を含めたら、どれだけになるかと思います。

むかしに遡って調査しろという意見もあります。
どのくらい過去まで遡れるのかと思います。
おそらく資料が残っていなくて、
調査できなくなっているのではないかと思います。
全貌は残念ながら永遠にわからないままでしょう。



合格圏に達していたのに、点数操作によって
不合格となった受験生が69人いるということは、
同時に合格圏に達していないのに合格となった
受験生が同じ数の69人いるということです。

医師会は基本的に医師の増員には消極的です。
その理由のひとつに医師の質を落としたくないことがあります。
点数操作によって入試の成績がより低い受験生を
入学させていたという、あきらかに医師の質を下げる
ことをしていたことは、どう考えるのかと思います。

東京医大、女子55人が不正入試で不合格 第三者委公表:朝日新聞デジタル

本来不合格の高下駄で合格した男子が同じだけいるんだよな。「質は絶対落とせない」ゆうて増員要請はねつけてきた医師会はどう整合性とるんだろ

2018/10/24 06:32


posted by たんぽぽ at 06:20 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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