2018年11月20日

toujyouka016.jpg またにせ科学批判の右傾化問題(4)

11月17日エントリの続き。

にせ科学批判の右傾化問題、にせ科学批判がネトウヨと
結び付けられて考えられるようになった問題です。

「ニセ科学批判とネトウヨが結び付けられるようになったことについて」
(はてなブックマーク)

次のにせ科学批判にかかわっている人からの、
この匿名記事に対する反応を見たいと思います。

 

「右も左もなく、嘘は嘘」と言っていて、
ようは「にせ科学批判はイデオロギーフリー」という
お得意のお題目を唱えているということです。

「いきなり呼び捨てて私が罵られている」と
内容の本質に関係ないことを取りざたしています。
感情的反発を表しているということでしょう。


「お題目」を金科玉条のように唱えることについては、
最初の匿名記事に反論がすでにあります。

そうありたいと思うこととか、自分たちはそうだと思い込むことは、
あんまり何かを担保してくれることではない。

いくらそんな「お題目」を唱えたところで、
「にせ科学批判はイデオロギーフリー」もしくは、
「あなたはイデオロギーフリー」であることを
あまり担保しませんよ、ということです。

「お題目」をやたら唱えたがるのは、
その「お題目」通りに自分がなっていないと、
内心思っているからではないかとさえ、わたしは思います。

「「お題目」を唱える精神構造」

最初のツイートのかたは、実はにせ科学批判には
イデオロギーがある、もしくは自分にはイデオロギーがあると、
内心思っているのではないかということです。


最初のツイートのかたは、匿名記事で言及がありますが、
はっきり「ウヨ」と言われています。
「ネトウヨに利用されるにせ科学批判者」というより、
「にせ科学批判を利用するネトウヨ」に近いのでしょう。

3.11直後にデマ批判をする人が、今となっては
かなり信じがたい形で「ウヨ」と手を結んでいたのは確かだ。
これはひとえに、デマの流布をほっておくことが
人権問題になりかねない状況だったことによる。
一例としては、ゴリゴリの左派な左巻健男が
石井孝明をRTしていたことがあるくらいである。
(1)善意を悪用して、自分のイデオロギーをのっける層
まあこれは文字通りの「ウヨ」層だ。
前述の石井孝明とか、池田信夫なんてのもそうだろう。

それならば、最初のツイートのかたが匿名記事に
感情的反発をするのは、ごもっともなことだと思います。
「イデオロギーフリーなにせ科学批判」を利用することで、
あきらかに思想的偏向がある自分をごまかして、
イデオロギー的に中立と主張しているからです。

最初の匿名記事は、自分がごまかしていることを
指摘するのですから、向き合えるはずもないです。
反発どころか頭から否定するのは無理もないことです。

そして実際の自分は思想的に偏向があるのですから、
「にせ科学批判をする自分はイデオロギー的に中立」
ということを、根拠とともに示すことはできなくて、
「お題目」を唱えるだけになるということです。



付記:

石井孝明氏の思想的立ち位置がわかる資料を
もう少し見たいというかたは、こんなのはどうでしょう。




posted by たんぽぽ at 22:49 | Comment(0) | 疑似科学(にせ科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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