2018年12月02日

toujyouka016.jpg モデル・マイノリティ概念の差別性(2)

「たまごどん」と「ヒラリー」が、次のエントリと
コメント欄で、とある性産業従事者の主張に対して
惜しげのない賛同をしめしています。

「SWASHに期待します」

この性産業従事者は、「自分たちはみずから望んで
性産業に従事している。自分たちが要求するのは、
労働者としての権利である。被害者として扱わないでほしい」
という主旨の主張をしています。

 
3. たまごどん 2016年03月24日 01:43
SWASHブログではこの記事がよかった。
ケイティ・ウィンさんというビルマのSWの方の講演です。一部引用します。
http://swashweb.sakura.ne.jp/node/37
4. ヒラリー 2016年03月24日 08:26
その、ケイティさんという人の主張は正しいと思います。
これは韓国でも当事者が「私たちは自分で選択している」
「女性団体は私たちを都合よく使うな」と主張してます。


ここで取り上げたいのは、この性産業従事者の
「主張は正しい」と「ヒラリー」が言っていることです。

11月28日エントリで少し触れましたが、
性産業に従事する女性というのは、自分の性を男性に
搾取させるために自分から差し出しています。
つまり男性の利益のためにみずからを供する女性であり、
「ヒラリー」にとって「モデル・マイノリティ」です。

「モデル・マイノリティ概念の差別性」


「正しい主張」をする女性がいるということは、
「ヒラリー」にとって「正しくない主張」をする女性も、
どこかにいるということだと思います。

「ヒラリー」にとって上述の性産業従事者と
対極的な存在は、以前にもお話したことがありますが、
「叩いてよいタイプの弱者」になると思います。

「叩いてよいタイプの弱者」

わたしのブログから投稿お断わりになったことに対する
愚痴であることから容易にわかりますが、
自身の権利を主張して男性(自分)に刃向かう女性が、
「叩いてよいタイプ」になります。

「慰安婦問題の出張所」

19. ヒラリー 2015年11月04日 02:40

私があちらのブログで勉強になったのは
あの方々は多様性なんてものは求めておらず自分達の意見を通せということを、
多様性とかいう言葉に変換しているだけです。

欧米先進国、スウェーデンなど北欧、国連やそれに関連する
組織の引用(都合のよい)が大好きなお子様ですから、
私はそういう方々とは今後の人生で一切妥協せず、
変に顔色をうかがったりせず対応する決心がつきました。
そして想像するより非常に議論に弱く潔癖、貧弱だということも分かりました。

弱者叩きは恥ずかしいことですが、
そのようなタイプの弱者は徹底的に叩いてもよいと気づかせてもらいました。
あちらでは投稿禁止になっておりますので失礼ながらこの場をお借りして。


「ヒラリー」の考えていることは、
自分(男性)の利益のためにみずからを差し出す女性は、
「正しい主張をしている」ことになります。
そして自分(男性)の利益に沿わなくて、
自分の気に入らない女性は「叩いてよいタイプ」です。

社会的強者、マジョリティである自分(男性)の都合に
かなうかどうかで、「正しい」と「叩いてよい」に
女性(マイノリティ)を分断するということです。
「モデル・マイノリティ」概念を突き詰めていれば
必然的とはいえ、わかりやすい差別意識だと思います。

posted by たんぽぽ at 17:01 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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