いらっしゃるのですが、自分が国際結婚したことに対して、
誹謗中傷のコメントをブログにする人が
たまにいることで悩んでいます。
「白人コンプレックス」なんて書かれるとあります。
自分がブログを書くのは、国際結婚についての
情報共有のためであって、自慢したいのではない、
こんな誹謗中傷をされるのは理不尽だということです。
ちょっと聞いて
— kiyomi@国際恋愛コラムニスト (@kiyomin00) 2018年11月19日
私はブログで国際恋愛とかビザ申請について書いてるんだけど「国際恋愛してる女ブス。白人コンプレック痛すぎw」みたいなコメントがたまーに来る。
この国際恋愛してる日本人女性叩きって一体どんな心理から起きるんだろう?
続く
わざわざ国際恋愛について書いてるブログ見つけ出して意地悪なコメント残すって相当やばい心理状態じゃない?
— kiyomi@国際恋愛コラムニスト (@kiyomin00) 2018年11月19日
私は確かに日本のスタンダードな綺麗可愛い見た目じゃないけど自分こと好きだしこういう自分に産んでくれた親にも感謝してるし
続く
愛してくれるパートナーがいて幸せなんだけどなんでそんなブスとか痛いとか言われるの?
— kiyomi@国際恋愛コラムニスト (@kiyomin00) 2018年11月19日
ブログも別に国際結婚を自慢したい訳じゃなくて情報共有したいだけ。ビザとか大変だし。
最近ブログ更新してない理由がこれ。
以上、解散!
「白人コンプレックス」などと中傷する人は、
おそらくその人ご自身に白人(欧米人)コンプレックスがあって、
それが根底なのではないかと思います。
自分の持つコンプレックスを、実際に国際結婚した
女性に転嫁しているものと思います。
誹謗中傷する人は、白人(欧米人)は自分より
人間的に優れているとでも思っているのでしょう。
それゆえ自分を含めた日本人を避けて白人と結婚する女性が、
自分のコンプレックスを刺激するのだと思います。
ある種の日本人男性が、白人(欧米人)に
コンプレックスを持つ理由は、いろいろあると思います。
一般的傾向としてありがちなのは、日本人男性は
ジェンダーに関して因襲的で差別的ということです。
このあとのお話では、「ある種の日本人男性」とは
このようなタイプと考えることにします。
「ある種の日本人男性」がジェンダーに因襲的で差別的
ということは、女性(日本人女性にかぎらず)が
日本人男性をパートナーとして選ぶことから
避けるじゅうぶんな理由になりえます。
たとえば、日本人男性は家事を全部パートナーに
押し付けるから同棲するな、と言う外国人もいます。
「本当は怖い?日本の男性」
日本人男性が家事を分担したがらないのは、
日本人女性の多くも実感していることだと思います。
「執念の家事分担図とその効果」
日本人男性は欧米人男性とくらべて家事をする時間が
ずっと短いことも、統計で示すことができます。
「家事をしない日本の男」
6歳以下の子がいる有業男女の平均家事時間。さっきのブログでは国内の地域比較だったが,世界的にみれば「井の中の蛙」。夫の家事分担率は,欧米では4割ほどが普通。 pic.twitter.com/pLZtRiGS0M
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2014年9月28日
全般的に見て、日本は欧米の民主主義国とくらべると、
家族やジェンダーに対して因襲的で差別的です。
2017年の「ジェンダーギャップ指数」は、
日本は144カ国中114位で問題なく下位であるなど、
それを示す事実はいくつもあります。
「ジェンダーギャップ指数2017年」
「ある種の日本人男性」も、自分は「ジェンダーに因襲的な
日本人男性」のうちのひとりと思っているのでしょう。
また自分は「ジェンダーに因襲的な日本社会」を
作っている一員とも、思っているのだろうと思います。
そして欧米の民主主義国は、日本よりジェンダー平等が
進んでいると、内心では思っているものと思います。
それで「ジェンダー平等意識の高い欧米人男性」に対して、
「ジェンダーに差別的な日本人男性」の自分は、
コンプレックスを持つものと思います。
国際結婚で外国の男性、とくに欧米の民主主義国の
男性と結婚する日本人女性がいると、「自分のような
日本人男性はジェンダー差別的だから避けて
欧米人男性と結婚した」とでも、彼らは感じるのでしょう。
「日本はジェンダー差別的な国である」とか、
「自分はジェンダー差別的な日本人男性である」という
自分がいちばん向き合いたくない理由で
自分は嫌われたと考えて、欧米人男性と結婚した
日本人女性を誹謗中傷するものと思います。
「ジェンダーに因襲的で差別的だから
日本人男性は女性から避けられる」ことが嫌なら、
自分だけでもジェンダー平等に理解のある
男性になればいいのにと思います。
もちろん欧米の民主主義国の基準で及第となる程度にです。
日本社会の全体を変えるのは、個人の力では困難です。
「ジェンダーに因襲的で差別的な日本」の
イメージや現実は、簡単には変えられないでしょう。
自分が変わるだけなら、自分の努力だけでできることです。
その「自分の努力だけでできる」ことを、
「ある種の日本人男性」はやらないのですよ。
しょせん彼らは差別主義者であり、
ジェンダーに因襲的で差別的な社会に安住し、
その恩恵をむさぼりたいのでしょう。
自分が因襲的で差別的なことは変わらないまま、
つまり女性から避けられて当然のまま、
女性から愛されようという自己中心的なことを、
彼ら「ある種の日本人男性」は考えているということです。