ハードルが下がる」と得意げに言いながら、
その根拠を出せないという事態におちいっていました。
(いかんせん、本人のあたまの中にしかない
独自の根拠を「自分で知らべてください」です。)
「選択的夫婦別姓と離婚の関係」
「独自の論拠を他人が調べる?」
そんな「四条烏丸」が「夫婦別姓だと離婚のハードルが下がる」
という自説に対する「独自の論拠」を提示してきました。
夫婦同姓なら、離婚したら旧姓にもどさなあかんわけでめんどくさい➡離婚のハードル下がる。東京医科大学の不成入試問題、女性差別とみなしてるんだからそれをネタにあなたがたフェミニストはデモやったのでは?
— 四条烏丸 (@nanaarek20) 2018年12月30日
離婚したら旧姓にもどさなければならないから
その手間が面倒なので、離婚の抑止になると言っています。
似たような意見を言う人を、わたしは見たことないです。
おそらくどこにもいなさそうに思います。
よってまさしく「四条烏丸」の「独自の論拠」と言えそうです。
離婚したらかならず旧姓にもどさなければ
ならないとは、決まっていないです。
「婚氏続称」という制度があるからです。
「婚氏続称とその経緯」
「離婚・再婚のときの苗字」
離婚したとき改姓していたもと配偶者は、
旧姓にもどすか婚氏を名乗り続けるか
(婚氏続称をするか)を選択できます。
離婚で旧姓にもどすことが負担だというかたは、
「婚氏続称」を選択すればいいだけのことです。
よって離婚したら旧姓にもどす手続きに
負担があったところで、離婚のハードルが高いままに
なることはないと言えるでしょう。
「旧姓にもどす手続きが負担だから
離婚したくても思いとどまっている」というお話を、
聞いたことがあるかたはいるでしょうか?
そんな人が顕在化するほど存在するなら、
とっくに社会問題になっていると思います。
その実態が調査され、対策が提案されると思います。
それは選択的夫婦別姓を望む人たちのあいだでも、
話題になることでしょう。
離婚で改姓すれば、その手続きの負担はたしかにあります。
「離婚して旧姓にもどしたので手続きが
たいへんだった」というお話はあるだろうと思います。
それでも「旧姓にもどす手続きが大変なので、
離婚したいけれど、離婚しないでいる」
というお話は、わたしは聞かないです。
結婚改姓にともなう手続きの負担が障壁になって、
法律婚をしないかたが少なからずいます。
そこからの類推で、離婚で旧姓にもどすときも
同様に手続きが障壁になって離婚しない人がいるとでも、
「四条烏丸」は考えたのかもしれないです。
好きな人といっしょになる場合と、
嫌いな人とわかれる場合では、
モチベーションが違っていて当然だと思います。