2019年06月17日

toujyouka016.jpg 子どもの気持ちを考えないのはだれか?

長尾たかしという自民党の衆議院議員がいます。

「長尾たかしと民法改正」
「長尾たかしで思い出したこと」

もとは民主党の議員でしたが、
2012年11月に自民党へ移籍しました。
民主党が下野して自民党が政権を取る
2012年12月の衆院選の直前です。
要領よく(?)泥船から降りて乗り換えたと思います。

 
長尾たかしは選択的夫婦別姓に反対しています。
両親が夫婦別姓だと、子どもはきっと嫌だと思うだろう、
自分のうちの子どもがそうだから、
ということが、その理由だそうです。

「長尾たかし・選択的夫婦別姓に反対」


夫婦別姓の家庭の子どもに関する
よくある偏見を信じているだけだと思います。
ご本人は「自分は子どもの気持ちを
いちばん気にするからだ」などと、さも子どもを
大事にしているようなことを言っています。


長尾たかしは民主党に在籍していたころ、
婚外子の相続差別撤廃に反対していました。

「婚外子差別撤廃の進捗」


子どもを出生という本人の努力で
どうにもならないもので差別することを
維持せよというのは、「子どもの気持ちを
考えていない」と言わざるをえないです。

そこへもってきて選択的夫婦別姓に
反対するときは「子どもの気持ちが大事」などと
言い出すのは、どういうことかと思います。

本当は子どものことなんてどうでもよくて、
選択的夫婦別姓に反対するときだけ、
ていよく「子どもの気持ち」を
持ち出しているのではないかと思います。


「弱者救済とか御託並べるバカに限って
弱者の気持ちを考えない」という、
先日反中国レイシストのかたが言っていたことは、
長尾たかしにこそ当てはまると思います。

「夫婦別姓は帰属共感性を奪う?」


坂東忠信氏は、選択的夫婦別姓の推進派に
「御託並べるばか」が多いと思っているようです。
実際には、長尾たかしのような反対派(非共存派)に、
そのような人はたくさんいると思います。

かくいう坂東忠信さん、あなたもご自分こそ
「御託並べるばか」うんぬんではないかと、
かえりみたほうがいいと思いますよ。
あなたも、長尾たかしとほぼ同じ理由で、
選択的夫婦別姓に反対しているからです。

posted by たんぽぽ at 22:35 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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