2019年06月23日

toujyouka016.jpg 夫婦別姓反対派の攻撃行動

前のエントリで、フランスで性的少数者に
対する攻撃が、2018年は過去最多になった
という報告についてお話しました。

「フランスでのLGBT攻撃、2018年は最多」
「フランスでのLGBT攻撃、2018年が過去最多に 報告」

この話題を見てわたしが思ったのは、
日本の選択的夫婦別姓の反対派のことです。

 
わたしは以前、日本で選択的夫婦別姓が
実現したら、反対派(非共存派)たちのせいで
怖いことになるのではないかと、
戦々恐々としていることをお話したことがあります。

「選択的夫婦別姓が実現したら反対派はどうなるか」

選択的夫婦別姓は日本の反フェミや
ミソジニーの最大の砦と思われます。
それゆえ選択的夫婦別姓が実現したら、
反対派(非共存派)の吹き上がりかたは、
ものすごいことになる可能性が考えられます。

フランスで2013年に同性結婚が
法制化されたとき、性的少数者に対する
攻撃行動が増えたのと、同じようなことを
予想しているということです。


日本は諸外国とくらべて犯罪が少ないほうです。
それゆえ日本は、現実世界での物理的な
ヘイト・クライムや攻撃行動のたぐいも、
諸外国よりは少ないと考えられます。

よって選択的夫婦別姓が認められても、
反対派によるリアルでの物理的な攻撃行動は
さほど顕著にならないだろうと考えられます。
これはいちおう安心していいかもしれないです。


日本で犯罪が少ないのは、日本人は個人が
困窮に陥ったときの対処が内向きで、
内に抱え込むことが多いからだと考えられます。
それゆえ犯罪のように外に向かって
表すことが少なくなるものと考えられます。

日本は自殺率の高さに比べて
殺人率が少ないことが、日本人のそうした
内向き志向を示していると言えます。
国際比較がやりやすい殺人しか
示していないですが、それ以外の犯罪でも、
同様の傾向を示すと考えられます。

「殺人率と自殺率の国際比較図」

日本でヘイト・クライムが少ないのも、
日本のヘイト思想の持ち主は、ヘイト・クライム
というかたちで不満を表出させることが
少ないということだと思います。
日本にもヘイト思想を持つ人自体は、
たくさんいるのだと思います。


リアルでは犯罪や攻撃行動に走ることの少ない
内向きな日本人も、インターネットの世界なら、
攻撃行動に出やすくなることが考えられます。

「相手が反撃しにくい場所から隠れてできる」
というネットの特徴は、内向きな人でも、
攻撃行動をやりやすくするからです。
ようは「ネット弁慶」ということです。

選択的夫婦別姓が実現した場合、
ネットでなら反対派(非共存派)は、
推進派に対して嫌がらせや差別などの
攻撃行動に出る可能性もあると思います。
1年くらい続くことも考えられるし、
警戒しておいたほうがいいと思います。

(選択的夫婦別姓が実現する
見通しが立たない状況のうちから
心配することではないとは言えますが。)

posted by たんぽぽ at 17:37 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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