2019年06月29日

mar0006.gif既婚男性に有利な日本社会

日本の雇用環境や賃金体系は、妻が専業主婦である
既婚男性に有利ということが理解できない、
「四条烏丸(旧:もも281)」との会話を
ツイッター・モーメントにしました。

「妻が専業主婦の既婚男性の有利さが理解できない人に絡まれた」

以前、ストーリファイにしたもののリメイクです。

 


日本の労働文化が、専業主婦の妻を持つ
既婚男性に有利なことは、あきらかだと思います。
「そのように社会を作ったから」です。

敗戦後、日本の政府や産業界は
「専業主婦の妻に家のことを任せられれば、
従業員(男性)は会社での仕事に専念できて
生産性が向上して、経済発展をうながす」と考えました。

そこで「夫が外で働き妻が専業主婦というのが、
あるべき家族」という家族観を、
高度経済成長期に普及させました。

「家族思想という信仰」


専業主婦の妻を持つ既婚男性中心の
労働文化のひとつに長時間労働があります。
会社で長い時間働き続けることで、
会社での評価が上がり、賃金の上昇や昇進に
有利になるというシステムです。

家事を妻に任せきりにすることで、
従業員(男性)は夜遅くまで会社に入り浸り
できるがゆえの労働文化だと言えます。


男性でも未婚の従業員は、家事を任せきりに
できる配偶者はいないです。
女性は未婚でも既婚でも、家事を任せきりに
できる配偶者はやはりいないです。
よって長時間労働を前提とする労働文化は、
未婚者や女性にとって不利になります。

家事の負担は夫より妻のほうが
ずっと多く分担することがほとんどです。
よって既婚女性は家事を任せる人がいないどころか、
配偶者の家事まで任せられることになります。

「家事をしない日本の男」



ほとんどの女性とくに既婚の女性は、
仕事と家庭の両立という問題が出てきます。
それゆえ会社に入り浸ることなどできず、
早い時間で仕事を切り上げて家に帰って、
家事労働をする必要が出てきます。

かくして女性とくに既婚の女性は
長時間労働をこなすことは、むずかしくなります。
長時間労働をしなければ、昇給や昇進があまり
のぞめないのが日本の労働環境です。

「WLBと女性管理職の割合」
「女性管理職と長時間労働」
「女性管理職が少ない理由」

この結果、長時間労働のしにくい女性が
不利になることで、妻が専業主婦の既婚男性は
相対的に昇給や昇進が有利になることになります。


雇用環境における既婚男性の有利さが、
はっきり現れるものとして年収があります。

「男は結婚で年収が増える」


既婚男性は昇給や昇進に有利な上、
配偶者手当てや扶養手当てのような
手当てがつくことが多くなります。
それゆえ未婚者や女性と比べて、
圧倒的に年収が高くなるということです。


上の図は正社員にかぎった年収曲線です。
女性は結婚や出産によって低賃金のパートなどの
非正規雇用にまわされることが
多いことを考えると、既婚男性との年収差は
さらに大きいことになります。

「子を持つと仕事をやめる」
「出産でパートに回される」
「男女&雇用形態別年収分布」


男性は結婚や子どもができることで
雇用や年収が不安定にならないどころか、
かえって優遇されることで、
既婚男性の有利さは、女性とくに既婚女性とくらべて
いっそうきわ立つものとなります。

posted by たんぽぽ at 09:07 | Comment(0) | 更新記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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