全国の自治体に、選択的夫婦別姓制度について
国会で審議するよう、国に意見書を出すことを
求めた陳情を行なっています。
愛媛県の今治市も陳情の提出があったのですが、
6月28日に市議会が反対多数で不採択とするという
たいへん残念なことになりました。
「夫婦別姓制度の陳情、愛媛・今治市議会が不採択 サイボウズ・青野社長が提出」
(はてなブックマーク)
「夫婦別姓陳情、市議会本会議も不採択 女性議員は賛成も 愛媛・今治」
夫婦が同姓か別姓かを選べる
選択的夫婦別姓制度について、愛媛県の今治市議会は24日、
国会で審議するよう国に意見書を出すことを
求めた陳情を市議会教育厚生委員会で審査し、
賛成少数で不採択とした。
夫婦が同姓か別姓かを選べる
選択的夫婦別姓制度について、愛媛県今治市議会は
6月定例会最終日の28日、国会で審議するよう
国に意見書を出すことを求めた陳情を
賛成少数で不採択とした。
【6/28愛媛県・今治市不採択】@aono さんの出した陳情について残念なお知らせです。市議31人中、賛成は6人のみだったとのこと。
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年6月28日
以下、賛成、反対ともに議員の討論の内容をお届けします。https://t.co/KTfWzl1FW3
今治は夫婦別姓訴訟を起こしている
サイボウズ社長の青野慶久氏の出身地です。
青野慶久氏も陳情の提出に加わっていました。
それだけに今回の不採択はなおさら
話題性を持つことになったと思います。
別姓制度の陳情について、「共産党のみ賛成」の今治市議会に対して、「自民党のみ反対」の東京都議会。さらに「全会一致で賛成」の文京区。今治市を離れて文京区民になったことに後悔はない。(笑)
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) 2019年6月25日
みなさんの地域ではいかがでしょう?
選択的夫婦別姓・全国陳情アクションhttps://t.co/ITdudD7rIG
はじめに6月24日に、市議会教育厚生委員会で
陳情を審査し、賛成少数で不採択となりました。
ついで6月28日に市議会で審議され、
賛成少数で不採択となりました。
24日の教育厚生委員会のメンバー7人のうち、
賛成したのは、共産党の女性議員ひとりだけでした。
委員会の女性議員はこの共産党の議員だけです。
同委は共産党の女性以外は全員無所属の男性。
審査はまず、今回は採択・不採択などの
議会としての結論を出さずに先送りにする
「継続審査」とするかが諮られた。
委員長以外の委員7人のうち3人が賛成したが
4人が反対し、賛成少数で否決。
次に「採択」するかが諮られ、賛成が1人、
反対が6人の賛成少数で不採択となった。
28日の採決では、市議会議員は議長以外の
31人のう地、賛成したのは6人でした。
市議のうち女性議員は共産党のふたりだけです。
このふたりはどちらも陳情に賛成です。
議長を除く市議31人のうち、賛成は6人だった。
党派別では賛成は全女性議員となる共産と無所属の計2人と、
公明3、社民1の男性議員4人だった。
自民5とほかの無所属議員が反対した。
今治市議会には女性議員はたった2名。委員会での意見を見ても、「女は男に従え」との不文律がある土地柄を感じました。https://t.co/5eY2PbQdX6
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年6月28日
そんな中、2名が議会に立ち、はっきりと選択的夫婦別姓を求める意思表明をされたのです。
家父長制の汚泥の中でも、一筋の光のように感じました。
「いかにも」な男性中心社会のゆえの
無理解にして、ジェンダー差別だと思います。
毎日の記事には教育厚生委員会の
参加議員と陳情の賛否が載せられています。
愛媛・今治市議会教育厚生委の審査結果
氏 名 会 派 継続審査 採択
◎中村卓三(76) 新生会 ― ―
○羽藤謙司(62) 政常会 × ×
丹下大輔(34) 権輿会 ○ ×
壺内和彦(44) 清風会 ○ ×
松田澄子(67) 共産党 × ○
越智 忍(69) 創政会 × ×
渡辺文喜(70) 清風会 ○ ×
本宮健次(70) 音輪会 × ×
※◎は委員長、○は副委員長(敬称略)
市議会の陳情に対する賛成議員と、
おもな反対議員の意見は、こちらのモーメントにある
ツイートをご覧ください。
「2019年6月28日・今治市で選択的夫婦別姓の陳情が不採択」
⚡️ "2019年6月28日・今治市で選択的夫婦別姓の陳情が不採択"https://t.co/8IdyBwTvsL
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2019年7月5日