2019年07月05日

toujyouka016.jpg 今治で選択的夫婦別姓の陳情が不採択(2)

「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」が、
全国の自治体に、選択的夫婦別姓制度について
国会で審議するよう、国に意見書を出すことを
求めた陳情を行なっています。

愛媛県の今治市も陳情の提出があったのですが、
6月28日に市議会が反対多数で不採択とするという
たいへん残念なことになりました。

「夫婦別姓制度の陳情、愛媛・今治市議会が不採択 サイボウズ・青野社長が提出」
(はてなブックマーク)

「夫婦別姓陳情、市議会本会議も不採択 女性議員は賛成も 愛媛・今治」

 
夫婦が同姓か別姓かを選べる
選択的夫婦別姓制度について、愛媛県の今治市議会は24日、
国会で審議するよう国に意見書を出すことを
求めた陳情を市議会教育厚生委員会で審査し、
賛成少数で不採択とした。
夫婦が同姓か別姓かを選べる
選択的夫婦別姓制度について、愛媛県今治市議会は
6月定例会最終日の28日、国会で審議するよう
国に意見書を出すことを求めた陳情を
賛成少数で不採択とした。


今治は夫婦別姓訴訟を起こしている
サイボウズ社長の青野慶久氏の出身地です。
青野慶久氏も陳情の提出に加わっていました。
それだけに今回の不採択はなおさら
話題性を持つことになったと思います。



はじめに6月24日に、市議会教育厚生委員会で
陳情を審査し、賛成少数で不採択となりました。
ついで6月28日に市議会で審議され、
賛成少数で不採択となりました。

24日の教育厚生委員会のメンバー7人のうち、
賛成したのは、共産党の女性議員ひとりだけでした。
委員会の女性議員はこの共産党の議員だけです。

同委は共産党の女性以外は全員無所属の男性。
審査はまず、今回は採択・不採択などの
議会としての結論を出さずに先送りにする
「継続審査」とするかが諮られた。

委員長以外の委員7人のうち3人が賛成したが
4人が反対し、賛成少数で否決。
次に「採択」するかが諮られ、賛成が1人、
反対が6人の賛成少数で不採択となった。


28日の採決では、市議会議員は議長以外の
31人のう地、賛成したのは6人でした。
市議のうち女性議員は共産党のふたりだけです。
このふたりはどちらも陳情に賛成です。

議長を除く市議31人のうち、賛成は6人だった。
党派別では賛成は全女性議員となる共産と無所属の計2人と、
公明3、社民1の男性議員4人だった。
自民5とほかの無所属議員が反対した。


「いかにも」な男性中心社会のゆえの
無理解にして、ジェンダー差別だと思います。

毎日の記事には教育厚生委員会の
参加議員と陳情の賛否が載せられています。

愛媛・今治市議会教育厚生委の審査結果

  氏 名     会 派 継続審査  採択
◎中村卓三(76) 新生会  ―     ―
○羽藤謙司(62) 政常会  ×     ×
 丹下大輔(34) 権輿会  ○     ×
 壺内和彦(44) 清風会  ○     ×
 松田澄子(67) 共産党  ×     ○
 越智 忍(69) 創政会  ×     ×
 渡辺文喜(70) 清風会  ○     ×
 本宮健次(70) 音輪会  ×     ×
※◎は委員長、○は副委員長(敬称略)

市議会の陳情に対する賛成議員と、
おもな反対議員の意見は、こちらのモーメントにある
ツイートをご覧ください。

「2019年6月28日・今治市で選択的夫婦別姓の陳情が不採択」




posted by たんぽぽ at 23:03 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 今治で選択的夫婦別姓の陳情が不採択(2) web拍手
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]