いまさらながら触れておきます。
サイボウズ社長の青野慶久氏らが提訴した、
選択的夫婦別姓に関する国賠訴訟の
一審の判決が3月25日に出ました。
非常に残念なことに原告棄却です。
夫婦同姓を強制する現行民法は合憲とされました。
「夫婦別姓求めたサイボウズ社長らの賠償請求、地裁が棄却」
(はてなブックマーク)
「サイボウズ社長「最高裁までこいと言うこと」 別姓訴訟」
「夫婦別姓巡る訴訟、サイボウズ社長の請求棄却」
「夫婦別姓訴訟、サイボウズ青野社長らが敗訴 「見事にスルーされた」東京地裁」
「【速報】選択的夫婦別姓訴訟、サイボウズ・青野社長ら原告敗訴 東京地裁」
「サイボウズ青野社長「棄却は最高裁まで来いというメッセージ」 夫婦別姓訴訟、控訴へ」
選択的夫婦別姓を認めない戸籍法の規定は違憲だとして、
ソフトウェア会社「サイボウズ」(東京)の
青野慶久社長(47)ら4人が、
国に計220万円の慰謝料などを求めた
訴訟の判決が25日、東京地裁であった。
中吉徹郎裁判長は青野さんらの請求を棄却した。
あまり期待していなかったとはいえ
下級審なら原告が勝訴ないし有利な
判決が出る可能性も多少あるかと
思ったのですが、そうはならなかったです。
夫婦別姓訴訟は、青野慶久氏が提訴したものも
ふくめて全部で4件ありますが、
全滅の可能性も覚悟したほうがいいと思います。
「選択的夫婦別姓・もう一度法廷へ」
青野慶久氏の敗訴という重大事件について
わたしがブログで取り上げるのが遅くなったのは、
わたしはこの期間、ネットを離れていて、
ブログの更新もしていなかったからです。
休止中に一度だけ出てきたのが3月15日でした。
判決が出たのは3月25日だったので、
気がつかなかったのもあります。
(ネット休止中は、いつ判決が出るかの
日程も確認していなかった。)
判決についてのくわしい検討は、
のちほどとさせていただきます。
今回は、この重大な悲劇についても流さないという、
意思表示だけでもうしわけないです。
自民党が政権にいる間は裁判で勝つこともないのではないかと、忸怩たる気持ちです。裁判には時間とお金と理不尽な誹謗中傷に耐えられる精神的な強さが必要です。青野社長はじめ訴えてくださった方に感謝しています。夫婦別姓反対派の卑劣な誹謗中傷に、人権を平気で侵害する夫婦別姓反対派の本質があらわれていると思います。
こちらにコメントありがとうございます。
>自民党が政権にいる間は裁判で勝つこともないのではないか
安倍政権の長期化がさしあたっての
元凶ではないかと、わたしは考えています。
例によって裁判所も、安倍首相や政権に
「忖度」しているのかもしれないです。
安倍政権の作り出す因襲的、右翼的状況に
あぐらをかいているのかもしれないです。
自民党が下野すればなおさらですが、
安倍が首相を退陣すればいいのだろうと思います。
そこまでが難しいなら、せめて安倍・自民党を
選挙で大敗させることだと思います。
安倍政権が落ち目になれば、
忖度する人や、安定政権に安住する人は
ある程度減るのではないかと思うからです。
(顔色をうかがって機嫌を取ったり、
虎の威を借る人は、えてしてそうだと思います。)
そうなれば、今後の夫婦別姓訴訟は、
多少判決が変わることは考えられます。
(三権分立とか司法の独立はどうなった?
という疑問はありますが。)
>青野社長はじめ訴えてくださった方に感謝しています
原告のみなさんの勇気は賞賛したいです。
可能なかぎりサポートしたいと思います。
>夫婦別姓反対派の卑劣な誹謗中傷に、
まともな理屈がないのに反対したい、
だから誹謗中傷する、彼らの本質ですね。