日本記者クラブが主催する党首討論会が、
7月3日に行なわれました。
「首相「政治の安定」 立憲・枝野氏「生活防御」 各党アピール党首討論」
このときいくつかの政策で、賛成するかどうかを
各党党首に挙手でしめしてもらったのでした。
記者クラブからの質問には、
「選択的夫婦別姓を認めるか」がありました。
討論に参加した7人の党首のうち、
なんと安倍晋三ただひとりだけが、
手をあげなかったのでした。
「討論会で「夫婦別姓を認める方」という質問に対して唯一、挙手をしない自民党の安倍晋三総裁(中央)」
参院選(4日公示、21日投開票)に向けた日本記者クラブ主催の党首討論会がありました。写真は、討論会で「選択的夫婦別姓を認めるか」という質問に対して唯一、自民党の安倍晋三総裁(中央)が挙手をしなかった場面です。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2019年7月3日
写真特集で→https://t.co/LCXxo37bFz pic.twitter.com/Q7QOidBM93
ほかの6人は全員手をあげました。
公明、立憲民主、国民民主、共産、維新、社民です。
日本のこころという右翼政党はいないです。
幸福実現党もいないです。
維新がもしかしたらあげる手が鈍る可能性も
あったかもしれないですが、
そうではなくふつうに手をあげました。
選択的夫婦別姓に反対するのは、
いまどき自民党くらいだということです。
ずっと前から言われていたことだと思いますが、
今回の党首討論会は、それをあらためて
はっきりさせたと言えます。
安倍晋三首相は、自分だけ浮いたようで
まずいとでも思ったのか、この挙手のことを
「印象操作はやめてほしい」と苦言を呈していました。
「首相「イエスかノーかは印象操作」 党首討論で挙手せず 手法に疑問」
(はてなブックマーク)
これらの質問については、安倍首相は
「政策的な議論をしなければならない。
政治はイエスかノーかではない。
今の段階で答えられなくても直ちにノーではない。
印象操作をするのはやめてほしい」と苦言を呈した。
選択的夫婦別姓に関して言えば、
自民党以外に反対する政党があるとでも、
安倍晋三首相は思っていたのでしょうか?
選択的夫婦別姓に賛成しないのは
自民党だけという、まごうことなき事実が
反映されただけだと思います。
どこに印象操作があるのかと思います。
「今の段階で答えられなくても」とも、
安倍晋三首相は言っています。
今後の議論によって選択的夫婦別姓の
是非に対する自民党のスタンスが
変わりうるとでも言いたいのでしょうか?
自民党には日本会議のような強力な
選択的夫婦別姓に反対する支持基盤につき、
がんめい極まりない反対派議員がたくさんいます。
自民党こそ、選択的夫婦別姓の実現を阻む、
最大の原動力であり続けています。
自民党は最近になって住民票などに
旧姓使用を認める施策をようやく進めた程度です。
そして旧姓使用でお茶を濁すのも、
選択的夫婦別姓はどうしても認めたくないから、
ということもあることです。
「住民票の旧姓併記を検討」
「住民票に旧姓併記の法案」
いまさらどんな議論したところで、
選択的夫婦別姓の意見が動くとは思えないです。
自民党は「反対」と答えが決まっていて、
迷わず答えられることだと思います。
付記:
「印象操作はやめてください」と言って
印象操作するのは、ネトウヨが
「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」で、
よくやっていたことです。
「印象操作はやめて下さい」と言うことで、「印象操作されている」という印象を見てる人に与えようという意図ですね。これ、2000年頃から2ちゃんねるでネトウヨがやってたことと同じです。差別してるほうが「男は差別されている」と叫ぶとか。人品最低なんですよね。
— 蔦 (JAPAN,NO WAR! ) (@tsuta2010) 2019年7月4日
やはり安倍晋三はネトウヨレベル、
ということになりそうです。
安倍晋三は議論が苦手ということは、
よく言われていることではありますが。