政策スタンスについての共同調査ですが、
今回は同性結婚についても調べられています。
これを見てみたいと思います。
「政策課題 政党・候補者のスタンスは」
選択的夫婦別姓とくらべると、
全体的に右の「反対」に寄っていると思います。
とくに公明、国民民主、維新の3党の
右側へのシフトがやや目立つと思います。
同性結婚は選択的夫婦別姓よりは、
積極的に認めることに抵抗や反対を示す
候補者が多いということになります。
共産、社民、立憲民主の3党は、
左端の「賛成」にほぼくっついた位置にあります。
ほぼ全員が「賛成」と答えたと思います。
公明と国民民主は、賛成と言える領域では
あると思いますが、それでも真ん中に
寄ったところに来ていると言えます。
同性結婚に対して、反対ではないけれどあまり積極的に
なれない候補者も少なくないのでしょう。
維新はほぼ真ん中に来ています。
もはや賛成とは言えない立ち位置です。
「どちらとも言えない」だけでなく、
反対寄りの回答をした候補者もいそうです。
7月3日の党首討論会では、
「性的少数者の権利を認めるか」に対して、
維新の党首、松井一郎は手を挙げています。
それでも政策スタンスでは、ほぼ真ん中です。
党首の山口那津男が手を挙げていない
公明党のほうが左の「賛成」寄りにいて、
いささか意外な結果だと思います。
「首相「イエスかノーかは印象操作」 党首討論で挙手せず 手法に疑問」
「LGBTなど性的少数者への法的権利を認める」については、
安倍首相と公明党の山口那津男代表の2人が挙手しなかった。
自民は真ん中の「どちらとも言えない」より
右の「反対」に寄っています。
選択的夫婦別姓と同様、反対派の候補者が
それだけ多いということでしょう。
自民党は性的少数者の権利には、
無理解であることを隠そうとしないです。
性的少数者の権利を認める法案を
整備することにも否定的で、
自民党のせいで法案成立が頓挫しています。
「LGBT理解増進法案・自民で失速」
自民党議員の杉田水脈が「同性愛者には
生産性がない」と発言しましたし、
その抗議文書の受け取りに自民党は消極的でした。
「杉田発言に抗議声明・自民の対応」
このくらい性的少数者に対して差別的ですから、
この政策スタンスの調査でも
もっと右の「反対」に寄っていてよさそうです。
むしろ真ん中と呼べる位置に
自民党がいることが、意外なくらいです。