2019年07月09日

toujyouka016.jpg 陳情否決の反対派・不信感を持っている?

7月7日エントリで、選択的夫婦別姓の審議を
国会に求める陳情を否決した、
愛媛県今治の市議会議員をご紹介しました。

「陳情を否決した夫婦別姓反対派議員」

今回は彼ら反対派議員のうち、
羽藤謙司市議の意見を見たいと思います。

 
「夫婦別姓制度の陳情、愛媛・今治市議会が不採択 サイボウズ・青野社長が提出」

5月に同市であった制度に関する
勉強会に参加した羽藤謙司市議(62)は、
「法改正で救われる人がいるのなら
やったらいいのではないかと思ったが、
家族制度の崩壊につながるという意見や、
積極的に動く政治グループに不信感を持っている
という意見もあった」などとし、不採択を求めた。



なんと「積極的に動く政治グループに
不信感を持っている」ですよ。
「勉強会に参加した」というので、
そこで吹き込まれたのだろうと想像します。

選択的夫婦別姓の実現を求める人たちが
「積極的に動く」のはあたり前だと思います。
そうでなければ、とても実現しないからです。

非改姓結婚の必要に迫られるかたには、
いますぐにでも実現してほしい法案です。
法制審議会の答申から23年放置されています。
そうなれば実現のために相当に「積極的」に
なる必要があるというものです。


陳情を今治市議会に提出した
「全国陳情アクション」のかたに言わせると、
自分たちが「政治グループ」と
言われることからすでに驚きでした。


市民団体を名乗っているから
「政治グループ」なのでしょうか?
どういった実態を持ったものを指すのか
はっきりしないことばだと思います。

ネットで政治思想を同じくする人たちが
集まっているだけでも、「政治グループ」と
言えそうですし、どうとでも使えそうです。

ネットで選択的夫婦別姓の反対派と
議論していると、「あなたは活動家ですね?」などと
訊いてくることがときどきあります。
これと同じ感覚なのかもしれないです。


市民が生活上の課題解決のために、
問題を議員に伝えるのは、当然のことです。
そうした市民の要望を聞いて、
政策を考え実現するのが議員の仕事です。

上のツイートでも指摘がありますが、
「政治グループ」なんてレッテルを貼ったり、
「不信感を持っている」と言って、
市民の声を聞こうともしないのでは、
議員の仕事をしていると言えるのか?
というのはごもっともなことです。


「不信感を持っている」などと言う
羽藤謙司や彼が参加した勉強会の人たちは、
どんな動きをするかたたちであれば、
不信感を持たずに、声を聞くのかと思います。

積極的な動きがなければないで、
「選択的夫婦別姓を必要とする声が
聞こえないので、法改正は必要がない」などと
言うのではないかと想像します。

こんな反対派(非共存派)もいることです。
この反対派だけがこのような考えかたを
しているとは、わたしは思わないです。
同様のことを考える反対派は多いと思います。

「選択的夫婦別姓・国民的議論が必要?」



羽藤謙司や彼が参加した勉強会の人たちは、
はじめから選択的夫婦別姓には
反対と決まっていて、「反対する理由」を
探しているのだと思います。

よって選択的夫婦別姓の推進派のかたが
どんな活動をしても、彼らはごちゃごちゃ
理由をつけて反対すると想像します。

posted by たんぽぽ at 22:29 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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