立憲民主党の選挙サイト「立憲ビジョン2019」にある、
「データで見る日本」「令和日本の課題」を
引き続き見ていきたいと思います。
「平成→令和 データで見る日本」
「平成→令和 令和日本の課題」
「データで見る日本」で、現代の日本社会には、
どんな社会問題が起きているかを、
データを用いてはっきり把握したのでした。
今回はそれらをどう解決するかを示す
「令和日本の課題」を見ていきます。
現状を的確に把握することは大事ですが、
それだけなら研究者やシンクタンクでもじゅうぶんです。
政治家ですから現状分析だけでなく、
現在ある課題をどのように解決するかを
実行可能な政策で示す必要があります。
1. 全世代が安心して暮らせる環境の整備に対しては、
A. 子どもを産み育てやすい社会
B. 高齢者を社会全体で支える仕組みづくり
C. 将来も安心できる社会保障制度
具体的な政策として
A.は保育士・幼稚園教諭の待遇改善、
B.は介護士・看護師の待遇改善があります。
どちらも福祉にかかわる人材の
待遇改善を重視していることがわかります。
C.は具体的な政策が述べられていなくて
表現が抽象的いなっています。
すべての世代が安心して暮らせる
社会保障制度とはどんなものなのか、
いささか気になるところです。
全体の統一的な政策があるのではなく、
「子育て支援」「高齢者福祉」「教育の無償化」
「貧困対策」のようにそれぞれの分野ごとに
政策がある、ということかもしれないです。
2. 多様な生き方を尊重する仕組みづくりに対しては、
A. ジェンダー平等の実現
B. 多様なセクシュアリティの尊重
C. 多文化共生社会の実現があります。
A.では選択的夫婦別姓が明記されているのが、
わたしとしては喜ばしいことです。
立憲民主党がそれだけ選択的夫婦別姓を
重視しているということです。
3.暮らしと経済のボトムアップに関しては
A.所得の引き上げ
B.公平に負担を分かち合う税制
C.教育の機会を平等に
があります。
C.の教育の機会均等は、「データで見る日本」の
c.子どもの貧困率に対応した政策です。
貧困解消、格差是正のためには、
教育の機会均等の整備がもっとも重要
ということを、立憲民主党は理解している
ということだと思います。
「格差が経済成長を阻害」
「格差是正のための対策」