2019年07月18日

toujyouka016.jpg 議論にふたをして鍵をかける

与党・自民党は選択的夫婦別姓の議論に
ふたをして鍵をかけているというご指摘です。
そうだろうとわたしも思います。

自民党こそ、法制審議会の答申書から
23年経過しても選択的夫婦別姓が実現せず、
夫婦同姓が強制されるのは日本だけという事態を
作り出している張本人だからです。

 


選択的夫婦別姓法案は、野党各党が共同で
ほとんど毎年のように提出しています。
自民党は毎回審議に応じることなく無視し、
継続審議や廃案にしています。

自民党は選択的夫婦別姓に反対ですが、
まともに議論するとかなわないので、
無視するよりないのでしょう。

法案の審議さえろくにしないのですから、
「議論にふたをして鍵をかけている」と
表現するのにふさわしい状況だと思います。


鍵がさびてふたが壊れているかというと、
わたしはいささか「?」です。
それまで反対してきた識者たちこそ黙ったようです。

「沈黙する夫婦別姓反対派」

それでも選択的夫婦別姓法案を
選挙の争点にすると言うと、票が取れないとか、
くだらないとか言い出す人はたくさんいます。
サイボウズ社長の青野慶久氏らが提訴した
夫婦別姓訴訟も一審は敗訴です。

「選択的夫婦別姓は大きな争点」
「サイボウズ社長の青野慶久氏らが提訴」

立憲民主党など選択的夫婦別姓を
重要政策にする政党は、じゅうぶん勢力を
つけているとは言えないです。
自民党政権はまだ当分続いて、
選択的夫婦別姓法案は実現どころか
審議さえされない状況も続くでしょう。

選択的夫婦別姓の議論をふさぐ鍵とふたは、
まだまだ結構健在なのではないかと
わたしは思っています。



付記:

最初のツイートは、安倍首相は年金の議論に
ふたをしたという、立憲民主党の長妻昭代表代行の
発言を意識してのものです。

「立憲・長妻氏「与党は年金の議論にふた。不安広がった」」

posted by たんぽぽ at 06:28 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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