2019年07月23日

toujyouka016.jpg 参院選・1人区で立憲野党は10議席

2019年参院選の1人区の結果を見てみます。
32選挙区ある1人区のすべてで、
立憲野党は統一候補を立てています。

「野党共闘、1人区10勝 新顔が自民に勝利、相次ぐ」

立憲野党が獲得したのは10議席でした。
前回2016年のときは11議席でした。
そのときより1議席減ったのは残念です。

  

わたしの事前の予想は9議席でした。
10議席以上取れたら大健闘と考えていました。
それゆえ今回の結果は大健闘となるでしょう。

「参院選・1人区の選挙情勢後半」

情勢報道で立憲野党が優勢だった
9選挙区はすべて議席を獲得しています。
劣勢だったところのうち大分で、
立憲野党は議席を獲得しています。

優勢だったところはひとつも取りこぼさず、
劣勢だったところで逆転した選挙区が
あるのですから、やはり今回の立憲野党は
大健闘をしたと言えそうです。


前回2016年の参院選のときは、
立憲野党の当選11人のうち無所属は4人でした。
今回2019年は立憲野党の当選者10人のうち、
8人までが無所属になっています。

1人区の立憲野党の当選者は
政党公認が多かった2016年とくらべて、
ほとんどが無所属になったのであり、
今回はより本来の意味で「野党共闘」、
「野党統一候補」になったと言えます。


もうひとつ特筆することとして、
つぎのことをあげておきます。


1人区の立憲野党の当選者は、
現職は羽田雄一郎(国民民主、長野)ひとりだけで、
あとの9人は初当選ということです。
2016年の参院選のときは、立憲野党の当選者は
11人中5人が現職でした。

新人候補がこれだけたくさん当選したのは、
大きな成果だったと言えるでしょう。
やはり野党統一候補を立てることは、
戦略として効果的であると言えます。


今回の参院選でも1人区の野党共闘は
効果を発揮したし、今度も野党共闘を続けることは
意義があるし、また必要だと思います。
全体としても、10議席獲得は
まずまずの成果だったと言えます。

それでも勝利ラインに設定した
11議席には、届かなかったのでした。
もちろん1人区全体の3分の1程度しか
取れないようでは、立憲野党が政権を
獲得するなどおぼつかないでしょう。

この点はじゅうぶんかえりみて、
なぜ1人区で議席がこの程度しか取れないのか、
さらに議席を取るにはどうしたらいいかを、
考える必要はあるでしょう。

「限界があるかと思っていたが、
予想に反して良い戦いをした所が多い。
前回に近い数字がとれたというのは、
野党共闘が前進したということだ」。
立憲の枝野幸男代表は21日深夜の記者会見で強調した。

立憲、国民、共産、社民の4野党は、
全国に32ある改選数1の「1人区」で候補者を一本化した。
野党側が11勝した3年前と同様の対応で、
立憲の福山哲郎幹事長は「11議席以上は最低条件」と
位置づけてきた。この水準にほぼ達した。


posted by たんぽぽ at 22:54 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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