2019年07月24日

toujyouka016.jpg 政党支持率・選挙ブーストは起きている

7月22-23日に、朝日、読売、共同で
政党支持率の世論調査が行なわれました。
この最新のデータを追加した、
政党支持率の推移を見てみることにします。

調査日は選挙の直後ですが、選挙の直前は
世論調査ができないためでもあるので、
実質的に選挙直前の支持率と考えてよいでしょう。

 


立憲民主党の支持率の上がりかたが顕著です。
朝日、読売、共同のいずれも10%を超えています。
選挙のとき野党の支持率が上昇するという
「選挙ブースト」現象は起きていました。

今回の参院選は、2017年の衆院選のときほど、
立憲民主党に対する熱気もないです。
選挙結果も負けなかったとはいえ、
躍進したとはとても言えないです。
さほどの選挙ブーストは起きていないかと
思っていたのですが、そうでもなかったです。

2017年の衆院選のときは、立憲民主党の支持率は、
16%程度まで上昇していました。
今回の参院選は、2017年の衆院選のときほどの
選挙ブーストは、起きていないことになります。

「無党派から支持を得る戦略」


今回の参院選で特徴的なのは、公明、維新、
共産、れいわにも選挙ブーストが起きて、
選挙時の支持率の上昇が見られることです。

2017年の衆院選のときは、
野党第一党(立憲民主党)以外の政党には、
選挙ブーストはほとんどなかったのでした。
無党派の選挙前の支持の行き先が、
立憲民主党だけでなく、いくつもの政党に
分散したことになります。

公明と維新に流れるのは、立憲野党を支持する
立場としてはやっかいなことです。
それでも共産とれいわにも流れているので、
希望を持つこともできそうです。


無党派の割合は6月に約40%だったのが、
選挙時に33%程度まで低下しています。
立憲民主党をはじめ各党の選挙ブーストは、
無党派からの流入で起きていることが、
ここであらためて確認できます。

posted by たんぽぽ at 22:21 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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