2019年08月07日

toujyouka016.jpg 参院選・1人区の無党派の投票先

7月21日の参院選で、32選挙区ある1人区の
無党派層の投票先を、見てみたいと思います。

「接戦1人区、無党派層がカギ 07年〜19年参院選」
「接戦1人区、無党派層がカギ」(全文)

 
2019年の参院選のときは、無党派が全体の16%で、
そのうち57%が野党統一候補に投票です。
自民に投票した無党派は31%でした。



前回2016年のときは、無党派13%のうち、
野党統一候補に投票したのは56%、
自民党に投票したのは34%でした。
2019年と2016年とで、1人区における
無党派の投票先は、ほぼ同じ割合と言えます。

「参院選・1人区で野党健闘」

2013年の参院選では、無党派18%のうち
民主党に投票したのはわずか17%でした。
2016年のときは、急激に無党派からの
投票が増えたのは、野党共闘が評価と期待を
されたからと考えられます。


2019年が2016年とほぼ同じ割合、
無党派層から投票されているのは、
野党共闘に対してほぼ同程度の支持が
依然としてあるということだと思います。
2016年かぎりの一過的な現象では
なかったということです。

2016年に1人区で野党統一候補を立てたときは、
まだ試験的な要素がありました。
2019年は2016年とほぼ同程度の
結果が得られたことで、野党統一候補を立てる戦略の
妥当性を示したことになります。


野党統一候補は1人区で無党派から
過半数の票を得ているとはいえ、
32選挙区中10議席しか取れないのは、
まだまだふじゅうぶんです。

「参院選・1人区で立憲野党は10議席」

参院選は1人区が勝敗における
大きな比重を占めることを考えても、
勝ち越し(32選挙区中16勝以上)はしたいです。

「参院選1人区の影響力が大きい問題」


今後の展望として、選挙に行かなかった層からの
票の掘り起こしが考えられます。
今回の参院選は投票率が48.80%で、
半数以上が投票をしていないです。

彼らのうち数パーセントでも選挙に行って、
野党統一候補に投票していれば、
途中の選挙情勢から察するに、
あと数議席は取れたと考えられます。
勝ち越しも夢ではなかったでしょう。


選挙に行かない層に選挙に行ってもらい、
立憲野党の候補に投票してもらうには、
どのような政策・理念と選挙戦略が必要かを
考えることになるでしょう。

posted by たんぽぽ at 23:27 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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