2019年08月18日

toujyouka016.jpg 参院選・比例の無党派の投票先・立憲民主

7月21日の参院選の比例代表選における、
無党派の投票先を見てみたいと思います。

「自民、勝ったけど 比例2000万票割れ 大幅減」
「無党派層 投票先は分散 比例区 本社出口調査」

年代別の無党派層の投票先を見てみます。
最初はいつものように立憲民主党からです。

 



立憲民主党は若年層で無党派の投票率が低く、
高齢層ほど投票率が高くなります。
もっとも多いのが60代と50代です。
2017年の衆院選と同様の傾向です。

「年齢階層別の政党支持率」
「若年層の自民党支持率は高い?」

2017年の衆院選のとき、枝野幸男は
「若年層は自民党しか知らないから、
自民党の投票率が高くて当然」という
主旨のことを言っていました。

「自民支持の若者票をどう取り込む? 立憲民主党・枝野代表を直撃!「まったく考えていません」」

もともと低い世代ほど自民党しか知りませんから、
若い世代に自民党が強いのは必然です。
政治に関心が低いといわれているなか、
新しい勢力が短期間でこれだけのアピールができた。
今後の展望は開けたと思っています。


2019年の現在も「若年層は自民党しか知らない」状況は変わっていないですから、
若年層で自民党の投票率が高い状況が
変わらないのも無理もないことになります。


一般的には革新政党、リベラル政党ほど
若年層で支持が高くなります。
イギリスの労働党は「投票率」が
若年層ほど高くなっています

それを考えると、立憲民主党も若年層から
票を得るべく、若年層に対するアピールが
まだまだ必要ということになります。

枝野幸男は、若年層をふくめて選挙に
行かなかった人に立憲民主党に
投票してもらうようにすること、つまり投票率を
上げることが大事だと言っていました。

自民党支持の有権者をひっくり返すのではなく、
“今回の選挙で投票に行かなかった人に、
次の選挙で立憲民主党に投票してもらう”のです。
つまり、投票率を上げること。
それは、若者に限ったことではありませんが。

2019年の参院選では、投票率が下がりました。
無党派から票を得るという枝野幸男の戦略は
残念ながら失敗ということになります。


2019年の参院選で、立憲民主党への投票率は
40代以下では自民党についで2位、
50代以上では1位となっています。
この点に関しては、立憲民主党は、野党第1党、
国政第2党の地位を保ったと言えます。

posted by たんぽぽ at 20:15 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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