2019年08月21日

toujyouka016.jpg プラカードの掲示を妨害された

参院選の選挙期間中、安倍晋三首相が
演説しているとき、選択的夫婦別姓の実現を
求めるという主旨のプラカードを
掲げたかたたちがいました。

ところがそのプラカードを掲げることを、
妨害する人が現れたのでした。

「首相演説、謎の黒服に阻まれたプラカード」
(はてなブックマーク)

 
安倍首相の演説が始まった時、群馬県のカップルの
20代女性が、傘の合間から「選択的夫婦別姓の実現を」
というプラカードを掲げました。

すると驚いたことに、スラックスの上に
黒のパーカーを着た背の高い男性が
傘の波をかき分け近づいてきて、
手に持った「がんばれ自民党」「安倍総理を支持します」という
プラカードをその上に覆い被せてきたのです。

何も声をかけられず、突然の行為だったので、
私たちはびっくりしました。

「すみません、ちょっと見えなくなるので」と
声を出したものの、無言で、
この女性が右に行けば男性も右、
左に行けば左と、しばらく攻防が続きました。
「安倍帰れ」とコールした人たちもいましたが、
私たちはただプラカードを掲げていただけです。
はぐれてしまった夫婦2人のメンバーも、
やはり同じ目に遭っていたことを、後で合流して聞きました。

状況から判断して、この謎の背の高い男性は、
安倍晋三、安倍政権の支持者と思われます。
選択的夫婦別姓のプラカード掲示を
妨害するための意図的なものでしょう。


プラカードの掲示を邪魔されたかたは、
「安倍首相はこんなのを喜んでいるのかな?」と、
疑問を呈しています。

「当事者の存在をかき消すような行為を受けたのはショック」
「安倍さんはこんなの、喜んでいるのかな」

わたしに言わせれば、安倍晋三は
喜んでいるのではないかと想像します。
プラカードの妨害に安倍が気づいていたら
「グッジョブ」なんて内心思ったかもしれないとさえ、
わたしは思っています。


安倍晋三のフェイスブックは、
コメント欄が排外・国粋主義的な
ヘイトスピーチで溢れかえっています。
安倍本人はそれらに対して
なんら対処をしないで放置しています。

「ネトウヨの親分・安倍首相」

それどころかヘイトスピーチを問題視して
対処するよう要望するコメントをするかたを、
安倍はブロックするくらいです。


2018年9月の自民党総裁選のとき、
秋葉原で行なわれた安倍晋三の街頭演説では、
支持者でなければ入れないという規制を
実際にかけたこともありました。


安倍晋三は基本的に異なる意見や
多様な意見を聞きたくないのであり、
自分と同じ意見の人たちで囲まれたいのだ、
ということだと思います。


2017年7月の東京都議会選のとき、
街頭演説をする安倍晋三に対して
野次を投げた聴衆のことを、
安倍晋三は「こんな人」呼ばわりして
問題になったことがありました。


反対意見を唱えたり野次を投げる人を
近づけたがらないのは、「こんな人」発言の
ようなことにならないようにという、
警戒もあるのかもしれないです。


選択的夫婦別姓を求めるプラカードの掲示を
邪魔立てした謎の男性は、自分でも選択的夫婦別姓が
気に入らないのもあると思います。

それだけでなく、異なる意見や多様な意見を
聞きたくないであろう安倍晋三を
「忖度」したこともあるのではないかと思います。


選択的夫婦別姓を求めるプラカードを
掲げたかたたちは「安倍晋三を批判しに
来たのではない」と言っています。
プラカードを掲げただけで、
野次を飛ばしたりはしていないです。

私たちは安倍首相を批判しに来たのではありません。
「結婚できず困っている人たちがここにいる。
選択的夫婦別姓を実現してほしい」。
自分の国のリーダーにそう訴えにきただけでした。

安倍晋三に言わせれば、自分に異なる意見を
見せたり聞かせたりしただけで
「批判」と解釈するのではないかと想像します。

少なくともプラカード掲示を妨害した
謎の男性は、「安倍が聞きたくない批判」と
考えたのだろうと思います。

posted by たんぽぽ at 23:32 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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