女性でも無業や非正規雇用のかたより
正規雇用のかたのほうが結婚したり、
子どもを産んだりすることが多いというのは、
ずっと前からわかっていたことと言えます。
自分の職場や友人知人を見回しても、
実感できることではないかと思います。
いつも言っていることだけど、男女問わず、若い非常勤講師(非正規雇用)の同僚は専任(正規雇用)になった途端に結婚する人がものすごく多いということだ。ちなみに採用時に非正規だった人は、正規になると子どもを産むよ。 https://t.co/i0SmCHr0Uq
— 3a8(ab) (@saya_fairyland) 2019年8月14日
内閣府が「家族と地域における子育てに
関する意識調査」を2013年に発表しています。
「未婚・晩婚化の意識調査」
これによると若い世代で未婚、晩婚が
増えている理由として、「経済的に余裕が
ないから」が2位に来ています。
また結婚を決心する状況として
「経済的に余裕ができること」という回答が
もっとも多くなっています。
これら経済的事情をあげたかたは、
ジェンダー差は小さく、男性も女性も
ほとんど同じように雇用と収入が
安定しないと結婚する気になれない、
ということを示していると言えます。
無業や非正規雇用よりも正規雇用のほうが
結婚したり子どもを持ったりする人が多いのは
男性だけでなく女性も同様ということは、
気付くことができたということです。
結婚を決心する理由についての、
内閣府による意識調査は2013年です。
雇用が不安定だと女性でも結婚に消極的という、
内閣府経済社会総合研究所の調査は2015年です。
2013年の内閣府の意識調査の結果を見て、
女性でも雇用形態が結婚の積極性と
関係するのではないかと考えて、
経済社会総合研究所は2015年の
調査をしたのかもしれないです。
現在の男性の平均収入では、
妻が専業主婦では生活できないことは、
かねてから言われていることです。
夫婦共稼ぎでも、妻が非正規雇用で
家計に対して補助的な役割では、
やはり生活は困難ということでしょう。
今の日本では「正規雇用×2人力」でないと結婚のハードルが高く、しかし男性の非正規雇用が増えてる以上に、女性の非正規および無業がもっと増えてると
— ultraviolet (@raurublock) 2019年8月6日
夫が正規雇用でふつうに収入があれば、
自分は非正規雇用で家計を補助する
程度の収入でいい、なんて思っている
女性なんてほとんどいないのでしょう。
結婚して子どもを持つからには、
自分も安定した雇用と収入が必要だ、
そうでなければやっていけないと
多くの女性は考えているものと思います。