2019年09月12日

toujyouka016.jpg 女性候補者・比例区の展望

9月9日エントリの続き。

生活や女性の問題に熱心な女性候補者が、
女性有権者から「自分たちの問題を解決する」と
評価されて票を得ている状況についてです。

「男女「均等」なお遠く 現職多い自公、女性割合低く」
「「自分たちの問題」有権者に響いた」

「激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は」
(はてなブックマーク)

1人区、複数人区に続いて、比例区を見てみます。

 
記述は立憲民主党と国民民主との2党です。
どちらも女性候補者がトップ当選です。
女性有権者が多く投票した可能性は考えられます。

比例区でも、立憲民主党は自治層の組織内候補で、
新顔の岸真紀子氏(43)が15万7千票、
国民民主党でもUAゼンセンの組織内候補で
新顔の田村麻美氏(43)が26万票を獲得し、
いずれもトップ当選した。

女性が当選したと言っても、
トップ当選のふたりを含めてその多くは、
組織に支えられた候補者です。
組織票が期待できる組織内候補が
比例で当選するという旧来の体質は、
まだ残っていることになります。

ただ、比例区で当選した女性は、
業界団体や労働組合など組織に
支えられた候補がほとんどだった。
立憲は比例区の候補者の45%が女性だったが、
当選したのは労働組合の組織内候補2人だけ。


8月22日エントリと8月23日エントリで
お話しましたが、参院の比例区はネットを
有効活用することで票を得る可能性があります。

「ネット選挙の効果・れいわの議席獲得」
「立民と国民・参院選ネット利用の遅れ」

2019年の参院選では、立憲民主党と
国民民主党は、どちらもネットの利用が
ふじゅうぶんだったのでした。



今後はネットを利用することで、
女性候補者が生活の課題や女性の課題に
取り組むことをアピールすれば、
女性有権者から票を得る可能性は
まだまだあるでしょう。


立憲民主党は比例区では、女性候補者の成果は
かんばしくなかったです。
それでも枝野幸男代表は、今度も女性候補者を
多く立てたい方針を続けるとあり、
この点は安心できると思います。

それでも枝野幸男代表は26日、
「できるだけ女性候補をたくさん擁立したという
意欲は全く変わりない」と話し、
女性擁立の流れは止まりそうにない。

有権者から反応が得られるようになった
というのもあると思いますが、
女性議員を増やしたいという
立憲民主党の姿勢はそれだけ本気だ、
ということでもあると思います。

「立憲民主党・女性候補者4割を目標」

posted by たんぽぽ at 23:16 | Comment(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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