生活や女性の問題に熱心な女性候補者が、
女性有権者から「自分たちの問題を解決する」と
評価されて票を得ている状況についてです。
「男女「均等」なお遠く 現職多い自公、女性割合低く」
「「自分たちの問題」有権者に響いた」
「激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は」
(はてなブックマーク)
1人区、複数人区に続いて、比例区を見てみます。
記述は立憲民主党と国民民主との2党です。
どちらも女性候補者がトップ当選です。
女性有権者が多く投票した可能性は考えられます。
比例区でも、立憲民主党は自治層の組織内候補で、
新顔の岸真紀子氏(43)が15万7千票、
国民民主党でもUAゼンセンの組織内候補で
新顔の田村麻美氏(43)が26万票を獲得し、
いずれもトップ当選した。
女性が当選したと言っても、
トップ当選のふたりを含めてその多くは、
組織に支えられた候補者です。
組織票が期待できる組織内候補が
比例で当選するという旧来の体質は、
まだ残っていることになります。
ただ、比例区で当選した女性は、
業界団体や労働組合など組織に
支えられた候補がほとんどだった。
立憲は比例区の候補者の45%が女性だったが、
当選したのは労働組合の組織内候補2人だけ。
8月22日エントリと8月23日エントリで
お話しましたが、参院の比例区はネットを
有効活用することで票を得る可能性があります。
「ネット選挙の効果・れいわの議席獲得」
「立民と国民・参院選ネット利用の遅れ」
2019年の参院選では、立憲民主党と
国民民主党は、どちらもネットの利用が
ふじゅうぶんだったのでした。
今後はネットを利用することで、
女性候補者が生活の課題や女性の課題に
取り組むことをアピールすれば、
女性有権者から票を得る可能性は
まだまだあるでしょう。
立憲民主党は比例区では、女性候補者の成果は
かんばしくなかったです。
それでも枝野幸男代表は、今度も女性候補者を
多く立てたい方針を続けるとあり、
この点は安心できると思います。
それでも枝野幸男代表は26日、
「できるだけ女性候補をたくさん擁立したという
意欲は全く変わりない」と話し、
女性擁立の流れは止まりそうにない。
有権者から反応が得られるようになった
というのもあると思いますが、
女性議員を増やしたいという
立憲民主党の姿勢はそれだけ本気だ、
ということでもあると思います。
「立憲民主党・女性候補者4割を目標」