2019年09月16日

mar0006.gif妻の苗字を選ぶケースは結構ある?

8月17日8月19日エントリの続き。

参院選の直前に書かれた、選択的夫婦別姓についての、
ブルームバーグの記事を見てみます。

「「変われない日本」、参院選で占う選択的夫婦別姓の行方」
「Women in Japan Fight for Their Identity − Starting With Their Name」

 
日本語の記事を見ると、選択的夫婦別姓の
反対派議員として、自民党の青山繁晴参院議員の
コメントが載せられています。
青山繁晴はなんと「女性の姓に合わせる場合も
日本に結構ある」などと言っています。

自民党の青山繁晴参院議員は16日のインタビューで
姓の在り方はその国の「伝統」に由来するとし、
夫婦別姓制度の導入について「伝統を大事にする場合は、
少なくとも法制度化することはない」と否定的な見解を示した。
「女性の姓に合わせる場合も日本に結構ある」とし、
現行の民法が「女性差別というのは誤解」と語った。


妻の苗字を選ぶケースは、少しずつながら
増加を続けているとはいえ、2015年で4.0%です。
そこから4年経過した2019年の現在でも、
男性が改姓するケースは5%はないと思います。

「平成28年度人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況」



4%程度でどこが「結構ある」のかと思います。
妻の苗字を選ぶケースはほとんどなく、
結婚したら女性が改姓して夫の苗字を選ぶと
決まっていると言ってよいレベルです。



選択的夫婦別姓が認められているドイツでは、
妻の苗字を選んで夫婦同姓のケースは6%です。
ドイツで男性が改姓するケースも
「結構ある」とは思えないですが、
日本はそのドイツより少ないです。


青山繁晴はドイツで婚氏に女性の苗字を
選ぶケースも「結構ある」と言うでしょうか?


青山繁晴はなぜに婚氏として
女性の苗字を選ぶケースが「結構ある」と
思っているのかと思うところです。

男性が改姓するのは珍しいので、
印象に残りやすいことが考えられます。
それでたくさんあるような気がするという、
認知バイアスがかかるということです。

政治家の場合、政略結婚で妻の苗字を
選んで男性が改姓することも
一般のケースよりは多いみたいです。
その感覚で「女性の苗字を選ぶことも結構ある」と、
思っているのかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 19:44 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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