2019年09月19日

toujyouka016.jpg 別姓訴訟原告団長・塚本協子さん死去

とても悲しい話題です。

第一次夫婦別姓訴訟(2011年提訴、
2015年最高裁大法廷回付)の
原告団の団長をなさっていた、
塚本協子さんがなくなりました。

「夫婦別姓/第1次訴訟原告団団長の塚本協子さんが亡くなられました」
「塚本協子さん死去」
「夫婦別姓訴訟の原告 塚本協子さん死去 84歳 制度導入目指し「ななの会」結成」

謹んでお悔やみもうしあげます。

 
最高裁判所の最高裁判所大法廷
平成27年(2015年)12月16日判決は,
夫婦別姓訴訟(民法上の夫婦別姓)が
初めて立法不作為訴訟として提起され,
初めて最高裁判所の判断が出されたものでした。
そのいわば夫婦別姓訴訟の第1次訴訟の
原告団の団長を務められた塚本協子さんが,
9月14日にお亡くなりになりました。84歳でした。



「塚本協子」の名前で死にたいという願いは、
ついにかなわないままとなりました。

15年に最高裁大法廷で夫婦同姓を定めた
民法の規定を「合憲」とした判決が出された後にも
「『塚本協子』の名前で死にたい」と制度の導入を求めて
「選択的夫婦別姓を実現する会・富山」の顧問として
講演会やワークショップなどの活動を続けた。
亡くなる直前まで「男女問わず自由に
名前を選べる時代に」と積極的に発言した。



付記:

このブログに塚本協子さんから
コメントをいただいたことがあります。
2011年、夫婦別姓訴訟を提訴したころです。

「子ども手当があぶない」
「夫婦別姓訴訟の提訴」
「ささやかな情報源」

こんなつなたいひなびたブログに
お越しくださって、おそれ多いです。

posted by たんぽぽ at 21:59 | Comment(2) | 人物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
たんぽぽさま、こんばんは。
とても、残念なニュースでした。
一次訴訟があって、跳ね返されたからこそ、
今の二次訴訟は風が変わってきたのだと思います。
先頭にたって、苦難を引き受けてくださったことに
感謝の気持ちしかありません。
Posted by はな at 2019年09月19日 22:19
はなさま、
こちらにコメントありがとうございます。

>とても、残念なニュースでした

わたしが懸念していたことが、
現実になってしまいました。

懸念は、塚本協子さんが生きているあいだに、
選択的夫婦別姓は実現しないのではないか、
ということです。


>感謝の気持ちしかありません。

わたしたちにできること、なすべきことは、
塚本協子さんの意思を引き継いで、
選択的夫婦別姓を実現することですね。

それが最大の供養だと思います。
Posted by たんぽぽ at 2019年09月20日 22:48
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