2019年10月01日

toujyouka016.jpg ジェンダー平等に気づくから反対?

9月23日9月30日エントリの続き。

男性議員の選択的夫婦別姓に対する、
差別と偏見をあらわにした認識についてです。

「論文、選挙、子連れ再婚…夫婦別姓なくて困る女性と「妻の不倫」心配する男性」
(はてなブックマーク)

 
今回はとても衝撃的なこちらです。

「選択的夫婦別姓が実現したら、女性も男性と同じ権利を
持っていることに国民が気づいてしまう」

こんな言いかたをするということは、
現実は女性も男性と同じ権利を
持っていることは、わかっているのでしょう。
その「現実」を多くの人たちに気づいて
ほしくないという意味だと思います。


女性と男性が同じ権利を持っていると
多くの人に知られると、なにが困るのかと思います。
すべての人が当然知っているべき権利意識です。

この権利意識がとぼしいと、男性は女性の
抑圧や搾取を平気でするようになるでしょう。
また女性も抑圧や搾取をされても、
自分が訴えるべき被害を受けたことを
理解できないことになります。

選択的夫婦別姓を実現することで、
この当然の権利意識に多くの人が
気づくというなら、少しでも早く
選択的夫婦別姓を実現したいところです。


くだんの発言をした議員は男性です。
よって男性の自分は女性の抑圧や搾取を
したいのであり、また抑圧や搾取をした女性から
抗議されないですむようにしたい、
ということになると思います。


女性と男性が同じ権利を持っていると
多くの人が知るところになると
具体が悪いというのは、女性は男性と同等の
権利を持っていないほうが都合がいい、
ということになるでしょう。

このくらいあからさまにジェンダー差別を
肯定する人は、選択的夫婦別姓の反対派の中でも
珍しいほうかも知れないです。

実は「女は男と同等の権利なんてない」と
言いたいのだけれど、それだと簡単に
反論されるので、「女性は男性と同等の
権利を持っていると気づかれたくない」と、
少し遠回しにしているのかもしれないです。


選択的夫婦別姓が認められない現在、
女性も男性と同じ権利を持っていることに
気づかない人が、現実にどれだけいるのか、
という疑問があります。

女性も男性と同等の権利を持っている、
現実はそうでないことは多いが、
本来はジェンダー平等であるべきことは、
ほぼすべての人が認識していると思います。

選択的夫婦別姓を認めなければ、
世の中はジェンダー平等だという事実を、
多くの人たちから隠せると
本気で思っているなら、この男性議員は、
どれだけ浮世離れしているのかと思います。


ジェンダーに関する法律や制度は
たくさんあるのに、女性も男性と同じ
権利を持っていると気づくのが、
なぜ選択的夫婦別姓なのかという疑問もあります。

「夫婦の苗字」という多くの人に
関係する身近なことでわかりやすい、
ということなのかもしれないです。

皇室にジェンダー平等を波及させないため
と言って、日本会議は選択的夫婦別姓を
目のカタキにして反対するのと同様かもしれないです。

「差別のための夫婦別姓反対」


ある種の反対派(非共存派)にとって
選択的夫婦別姓はジェンダー平等を
わかりやすく示しているのでしょう。


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の中には、
「現行民法は男女どちらの苗字でも
選べるからすでにジェンダー平等だ」と
主張する人たちがいます。

彼らのこの考えによれば、現時点ですでに、
女性も男性と同じ権利を持っていることに
みんな気づいていることになりそうです。

このあと選択的夫婦別姓が認められても、
そのとき世の中はジェンダー平等なんだと
はじめて気づく人はいないことになるでしょう。

「男女どちらの苗字でも選べるから
ジェンダー平等」と主張する反対派は、
「選択的夫婦別姓が認められたら、
ジェンダー平等に気づく」と言っている反対派と
ぜひ議論していただきたいと思います。

posted by たんぽぽ at 22:58 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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