日本だけではないと言って、いくつか反例を挙げている
選択的夫婦別姓の反対派がいました。
この反対派(非共存派)はオーストリア、スイス、
オランダ、アメリカ合衆国のいくつかの州で、
夫婦別姓が選択できないと言ってます。
オーストリア・スイス・オランダは同姓で、そしてアメリカでは州毎に法律がちがいます。別姓を名乗れないのは日本だけというのは間違い。
— gw (@gw38665272) 2019年10月1日
NYT紙によれば、アメリカでは結婚をして別姓を望むのは2割だけ。家族の法制に関する世論調査によれば、これは日本もほぼ同じ。
スイス、オーストリアはともに2013年から
選択的夫婦別姓が認められています。
夫婦別姓が原則で、とくに手続きがない場合、
生来の苗字を維持することになります。
結合性を使う場合や、配偶者の苗字に
改姓するときには手続きが必要になります。
次のようにツイッターでも、
直接反論しているかたがいらっしゃります。
2013年オーストリア🇦🇹、スイス🇨🇭の法改正では「結婚しても氏名を変えない」が基本設定となりました(ベルギーやフランス、オランダも夫婦別姓が基本)。
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年10月1日
結婚改姓して配偶者の氏になりたい方は、特別に手続きをします。
フランスも出生届の氏名が生涯その人の法的氏名です。https://t.co/u3Ngn7zUTa pic.twitter.com/AdLvtIJsBE
gwさんが「同姓」と誤解されていたスイス🇨🇭ですが、2013年に非改姓婚(=別姓。複合姓でなく)を原則にした後、2014年に国連女子差別撤廃委員会に誇らしげにこう報告をしています。
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年10月1日
「原則として、結婚はもはや配偶者の名前や市民権の影響を受けるものではなくなりました」https://t.co/Jjq4XnI9dI pic.twitter.com/q1HcU8YGq6
オランダは選択的夫婦別姓が認められています。
ずっとむかしから夫婦別姓が選択できます。
「夫婦別性 世界はどうなってる??」
オランダ
夫の氏は不変。妻は夫の姓(同姓)
または自己の姓(別姓)を称する。
妻は自己の姓を後置することもできる[13]。
社会的には家族名としての姓を用い、
夫婦で統一されることが多い。
以前わたしがこのブログでご紹介した、
1990年代の資料にも、オランダは夫婦別姓が
選択できるとなっています。
「 夫婦別姓 各国の状況は?」
オランダは世界ではじめて同性結婚が
法的に認められた国です(2001年)。
そのような国でいまもって選択的夫婦別姓が
認められないことはないでしょう。
なお、オランダが「夫婦同姓のみ」だった時代は、2012年よりはるか昔、1960年代のことです…。
— nana/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) 2019年10月2日
現在は原則的に生まれ持った氏のままの結婚。複合姓、夫の氏や妻の氏に合わせることも可能な選択制です。https://t.co/8NEop8YZei
アメリカ合衆国は、ほかの法律と同様、
結婚後の苗字に関する規定にも違いはありますが、
夫婦別姓はどこの州でも選択できます。
1970年代に実現したもので、
選択的夫婦別姓が認められた国としては、
アメリカ合衆国は早いほうです。
アメリカ
州によって制度が異なる[13]。
同姓、複合姓、別姓が可能。法律上は氏の変更はせず、
事実上、夫婦同姓を名乗ることが多いとされる。
仕事上の都合などにより女性が特定の場所では
婚姻前の姓をそのまま名乗っていたり、
元々の姓をミドルネームのように加え名乗る場合もあれば、
家庭関係では同姓の場合もある。
また、同性同士の結婚においては
互いの姓のままであることが多い。
州ごとの差異があるのは、結合姓、ミドルネーム、
新姓、苗字の長さ、アクセント記号の扱いなどです。
付記1:
自民党青年局のツイッターアカウント開設の
ツイートがあって、そこに選択的夫婦別姓の
実現を求めるリプライがついたのでした。
最初の反対派のツイートは、そのリプライに
さらにリプライをしたものです。
リプライもとで「世界でも婚姻時に
別姓を選べないのは日本だけ」とあるので、
それに反証したのでしょう。
自民党青年局、Twitterはじめます。
— 自民党青年局 (@seinenkyoku) 2019年10月1日
ひとりでも多くの皆さんからのフォローをよろしくお願いします!!
こんにちは。
— utchie! (@utchie) 2019年10月1日
選択的夫婦別姓は半数以上の国民が賛同していましす。青年局の皆様と同じこれから結婚する世代の賛同者は8割超え。
また世界でも婚姻時に別姓を選べないのは日本だけとなってしまいました。日本の未来のためにもいち早く民法750条の改正をお願いします🙋♀️🙋♂️ pic.twitter.com/kRI3biI69J
リプライもとのツイートには、選択的夫婦別姓に
関する世界各国の動向の図もあります。
スイス、オーストリアでは2013年に
選択的夫婦別姓が実現したことも書かれています。
最初のツイートの反対派(非共存派)は、
ここを見なかったのは残念でした。
リプライもとは、画像が数枚貼ってあるので、
ひとつひとつが小さくなっています。
その中にある世界各国の動向の図も、
小さい文字で書かれています。
最初の反対派が、これに気が付かなかったのは、
無理もないかもしれないです。
付記2:
最初のツイートの反対派のかたは、
スイスとオーストリアに関しては、
自分の情報が古いことを理解してくださりました。
すみません。2012年以前の知識で返信してしまいました。
— gw (@gw38665272) 2019年10月1日