選択的夫婦別姓と直接関係ないですが、
朝日新聞の記事を見て、わたしが思ったことです。
記事中の図に社民党がないことです。
「夫婦別姓、自民党内で反対派が半分以下に 朝日東大調査」
「夫婦別姓、自民党内で反対派が半分以下に 朝日東大調査」(全文)
(はてなブックマーク)
記事本文には文章で社民党に関する
必要な情報が記述されているので、
まったく無視はされなかったです。
それでも図にないのは、存在感の低下を
示していると言わざるをえないです。
1人区で共闘する立憲民主、共産、社民の各党は
回答した候補全員が、国民民主党も85%が賛成派だった。
社民党はすっかり凋落して、主要政党とは
みなされなくなってきたのだと思います。
それともこのような状況になっても、
まだ政党が立派に存在していることが驚異的と、
とらえることでしょうか?
共産党もひさしいこと凋落が続いていました。
ところが2013年の参院選で、民主党に期待を
持てなくなった人たちの一部が、共産党の投票に回りました。
共産党は議席が膨らみ勢力が拡大して、
長期凋落傾向に歯止めがかかりました。
同じ理由で社民党も支持者が
回ってくることは考えられたはずですが、
そうはならなかったのでした。
2017年にリベラル色の強い立憲民主党が誕生し、
さらにそのあと国民民主党ができて
野党の数が増えたことで、社民党の存在感が
薄くなったこともあるのでしょう。
(社民党の事情についてはわたしは
くわしくないので、これくらいにしておきます。
もっとくわしいかたが、社民党の凋落について、
より適切な分析をしているでしょう。)
7月18日の毎日新聞の、選択的夫婦別姓問題に
ついての各党の公約を紹介する記事では、
表中に社民党も出ていました。
「数字で語る争点・選択的夫婦別姓」
このまま社民党は凋落が続けば、
さらに存在感が薄れて泡沫政党とみなされ、
新聞記事などでも取り上げられなくなる
可能性もあると思います。
付記:
7月3日の記者クラブ主催の党首討論では、
社民党の党首も招かれていました。
「選択的夫婦別姓を認めない唯一の党首」
今後社民党の泡沫政党化が進むと、
このようなイベントにも招かれなくなる
可能性もあると思います。