2019年10月28日

toujyouka016.jpg 典型的な夫婦別姓反対派はいないらしい

10月23日エントリの続き。
彼から結婚改姓の考えかたを聞く方法です。

自分が改姓したくなくて、相手の女性である
貴女に改姓させようとする男性ですが、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の定番の
主張を言い出す人は、ツイートのかたの
お話のかぎりではいないようです。

 

反対派の定番の主張とはひとつのタイプとして、
「夫婦別姓は在日の偽装が…」「犯罪に利用」
「家族破壊の共産主義の陰謀」と、
いったたぐいのことがあるでしょう。

もともと「婚約したともだちが
苗字の問題で悩んでいる」というお話です。
このような日常的な話題の文脈で、
そのともだちが在日の可能性を疑う、なんてのは、
場違いもいいところだとわかるのでしょう。

あるいは「在日の偽装」うんぬんなどと
まじめに主張する人自体が、
現実世界にはごく少ないのしれないです。
このたぐいのことを熱く語るのは、
ネットに散見するおおよそ生活感の欠如した
反対派ばかりなりなのかもしれないです。


「ともだちが婚約している」のような
日常的な話題の文脈で、「在日の偽装」とか、
本当に言い出した場合は、そんな人(男性)は
「あたまがおかしい」くらいに思って、
さっさと遠ざけるのがいいでしょう。

「女のわがまま」なんて言う人(男性)以上に
問題がありそうだと、わたしは思います。
婚約者としてならなおさらですが、
友人としてもおつきあいすることを、
考え直したほうがいいくらいだと思います。


ほかに反対派の定番の主張のタイプとして、
「日本の伝統」「家族の一体感」
「子どもに悪影響」「旧姓使用でじゅうぶん」
といったたぐいのことがあると思います。

「日本の伝統」以外は、まがりなりにも
生活感があると言えるでしょう。
自分が改姓したくなくて、相手の女性に
改姓させたい男性の中には、
持ち出す人も実際にいそうに思います。

最初のツイートのかたのお話だと、
これらを持ち出す男性もあまりいないようです。
眼につく程度にこうした男性がいれば、
その対策をツイートで言及していると思うからです。


「ともだちが婚約」という身近な話題の
文脈においては、「家族の一体感」うんぬんも
現実味が薄く、自分ではなく相手の女性を
改姓させる理由として説得力が弱い、
ということかもしれないです。

「家族の一体感」その他をまじめに主張する
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
結婚改姓たくない女性なんて、
どこか遠い世界の日常と関係ないお話だと
思っているのもありそうです。


本当に「家族の一体感」その他を
持ち出す男性がいたら、「それならあなたが
改姓すればいい」と言うのは一案です。
これらはいちおうどれもジェンダー対称です。
男性が改姓して夫婦同姓になっても
解決することばかりだからです。

「反対派の精神構造と思考構造 改姓させたい男の子たち」

ここでその相手の男性が口ごもったり、
10月20日エントリでお話したような、
ジェンダー非対称な理由を
持ち出すようになったら要注意でしょう。

「彼から結婚改姓の考えを聞く方法」

その男性は自分が改姓したくないので
貴女に改姓させるのがそもそもの目的で、
「家族の一体感」その他は、
その方便というだけの可能性があります。

posted by たんぽぽ at 22:28 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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