2019年11月28日

toujyouka016.jpg モラハラ男は結婚を急ぎたがる

11月15日エントリの続き。

結婚前にあらわれるモラハラ男の特徴です。
ジェンダー論的にとくに興味を惹くのは
6.の「結婚願望」だと思います。

「モラハラ男は結婚前に見抜いて排除すべし。そうすれば日本は変わる<モラ夫バスターな日々33>」

 
「結婚願望」というと乙女チックな
イメージを連想することが多いと思います。
男性でもそういう乙女チックな
結婚願望を持つ人もいるかもしれないです。

ここでの「結婚願望」はそのような
乙女チックなものではぜんぜんないです。
むしろ「結婚を急ぐ」という感じです。

6、結婚願望

モラ夫は、女性と結婚して、夫/家長になることに
価値観を置いているので、同居や結婚を急かす傾向がある。
本当に好きであれば、彼女の気持ちが固まり、
結婚への環境が整うのを待つはずであるが、
これが待てず、強引に話を進めるタイプは、
結婚願望が強いと考えてよい。男の結婚願望は危険である。

やたら結婚をいそぎたがる男性は、
自分が相手の女性に対して優位に立てる
結婚生活を早く始めたい、ということです。
モラハラ男は自分が相手より優位に立ち、
相手を支配することを求めるということです。

これは3.の「モラ文化への親和性」と
重なる要素もあると思います。
結婚生活は多かれ少なかれ因襲・反動的で
それは男性中心で、男性に優位です。
それゆえモラハラ男は相手の女性の支配のために、
結婚生活の因襲を利用できることになります。

3、モラ文化への親和性

イエ制度、性別役割分担など「伝統的家族観」
(伝統的といっても、基本的には明治以降)との
親和性の高い男性も要注意である。
跡取りを気にしたり、家柄などを言い出すのは、
モラ体質が強いといえる。
3歳までは、母が育てるべきとの3歳神話を信奉し、
結婚、出産退職を迫る男性は、出産や退職で
モラスイッチが入り、モラ夫になることが多い。


このタイプの男性は、相手の女性の気持ちが
固まるのを待たずに結婚したがる
傾向があることが指摘されています。
この時点で、相手の女性のことなど
考えていなくて、自分のことしか考えていない
本性が現れていると思います。

また結婚生活を始められる環境が整うのを
待たずに結婚したがるというのは、
現実に足がついていないものを感じます。
「自分が優位に立ち相手の女性を
支配する結婚生活」というのは、
観念の世界ということかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 22:25 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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