2019年12月03日

toujyouka016.jpg 他人の生きかたに干渉する日本社会(2)

12月1日エントリの続き。

他人の生きかたに口を出すやりかたに
息苦しさを感じていた先輩と、だいぶあとに
なってからだけど、その先輩はツイートのかたの
ことばでそれに気がついたお話です。

「「昔に「スカート短けーんだよ、調子のってんじゃねーよ」と呼び出してきた先輩に言い返したら、今日になって連絡が来た話」」

 
一連のツイートはものすごいバズっています。
もとのツイートをしたかたも、
次のように直接言及しています。


後半でもとのツイートに賛同や共感をした
というかたがたくさんいて、
最初にリンクした記事の後半で、
それらが紹介されています。

これはとりもなおさず、他人の生きかたに
口を出す社会に息苦しさを感じている人たちは、
当の日本人の中にもたくさんいることを
示していることになります。

そうなると、社会の構成員の多くが不満を
持っている悪しき因習が、なぜいつまでも
続くのかという問題があります。

因習を振り回すのは社会の既得権益者であり、
社会的な力が強いことが多いです。
それゆえ因習を維持する層が比較的少数でも
なかなかなくならないのかもしれないです。


ツイートのかたがスカートの丈の長さで
先輩に絡まれたときの反論は、
「あなたの人生に悪影響を及ぼすなら
あらためるが、そうでないなら
私の人生に口を出さないでくれ」です。

他人の生きかたに口を挟む人に対する
反論としてはストレートだと思います。


くだんの先輩はこの反論を聞いて、
そのまま引き下がったと思われます。
このストレートな反論をはっきり言うことは、
有効ということになるでしょう。

この先輩は帰国子女で外国の文化の
影響を受けているから、ということも
考えられなくもないです。
それでもずっと日本で生まれ育った日本人でも、
その多くは理解できる反論だろうと思います。


こうしてみると、他人の生きかたに
口を挟む社会に不満を持っていて、
それをなくしたいというポテンシャルは
じゅうぶんありそうに思います。

考えかたが硬直している人や、他人の生きかたに
口を挟む社会から利益を得ている人は、
手の施しようはないと思います。

それでも少なくない人は他人の生きかたに
口を挟む社会は息苦しいと考えているのであり、
将来的にはなくしていける可能性は、
じゅうぶんありそうです。

posted by たんぽぽ at 22:23 | Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 他人の生きかたに干渉する日本社会(2) web拍手
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]