「ジェンダーギャップ指数」が発表されました。
(現在は2019年ですが、2020年と銘打っています。)
「The Global Gender Gap Index 2020」
「Insight ReportGlobal Gender Gap Report 2020」(PFD)
「男女平等度ランキングで日本は121位 政治・経済の分野で格差」
これは「経済」「教育」「健康」「政治」の、
4つの分野に対して、男女間の「相対的な格差」について、
国ごとにスコアを算出して、ジェンダー格差が
どの程度あるかを、国ごとに調べるものです。
"男女平等度ランキングで日本は121位 政治・経済の分野で格差" / https://t.co/uQYoW65ssR
— たんぽぽ (@pissenlit_10) December 20, 2019
今回特筆することは、日本の順位は
調査対象国153カ国中121位で、
過去最低のランクとなったことです。
G7加盟国中最下位、OECD加盟国中でも最下位レベルです。
前回の2018年は149調査対象国中、
日本の順位は110位でした。
11ランクの低下は大きいと言わざるをえないです。
今回2020年の調査の日本の相対位置は、
上から79.1%のところです。
今回は調査対象国が増えたこともあって、
過去最低の2017年の79.2%には、
かろうじておよばなかったです。
それでも上から8割近いところにいる
というのは、問題なく下位のほうであり、
日本のジェンダー格差は国際的に見て
きわめて大きいことを示しています。
もうひとつ特筆することは、
今回2020年は韓国と順位が逆転したことです。
韓国は108位でやはり下位のほうですが、
それでも日本と13ランク差をつけています。
この差はとても大きいと思います。
韓国のジェンダーギャップ指数も
OECD加盟国中最下位レベルを続けています。
日本と近いレベルで順位の下降を続けていますが、
日本より少し下をずっと走っていました。
それでもここ3年ほどは、日本と韓国の
順位の差は小さくなっていて、
そのうち韓国が日本を逆転するかもしれない
という状況にはなっていました。
2020年になって韓国は順位を上げて
2012年の水準に戻ったのと、
日本が同時に大きく順位を下げたことで、
日本と韓国は一気に逆転したことになります。