2019年12月20日

toujyouka016.jpg ジェンダーギャップ指数2020

今年も12月17日に世界経済フォーラムの
「ジェンダーギャップ指数」が発表されました。
(現在は2019年ですが、2020年と銘打っています。)

「The Global Gender Gap Index 2020」
「Insight ReportGlobal Gender Gap Report 2020」(PFD)

「男女平等度ランキングで日本は121位 政治・経済の分野で格差」

これは「経済」「教育」「健康」「政治」の、
4つの分野に対して、男女間の「相対的な格差」について、
国ごとにスコアを算出して、ジェンダー格差が
どの程度あるかを、国ごとに調べるものです。

 








今回特筆することは、日本の順位は
調査対象国153カ国中121位で、
過去最低のランクとなったことです。
G7加盟国中最下位、OECD加盟国中でも最下位レベルです。



前回の2018年は149調査対象国中、
日本の順位は110位でした。
11ランクの低下は大きいと言わざるをえないです。

今回2020年の調査の日本の相対位置は、
上から79.1%のところです。
今回は調査対象国が増えたこともあって、
過去最低の2017年の79.2%には、
かろうじておよばなかったです。

それでも上から8割近いところにいる
というのは、問題なく下位のほうであり、
日本のジェンダー格差は国際的に見て
きわめて大きいことを示しています。


もうひとつ特筆することは、
今回2020年は韓国と順位が逆転したことです。
韓国は108位でやはり下位のほうですが、
それでも日本と13ランク差をつけています。
この差はとても大きいと思います。



韓国のジェンダーギャップ指数も
OECD加盟国中最下位レベルを続けています。
日本と近いレベルで順位の下降を続けていますが、
日本より少し下をずっと走っていました。

それでもここ3年ほどは、日本と韓国の
順位の差は小さくなっていて、
そのうち韓国が日本を逆転するかもしれない
という状況にはなっていました。

2020年になって韓国は順位を上げて
2012年の水準に戻ったのと、
日本が同時に大きく順位を下げたことで、
日本と韓国は一気に逆転したことになります。

posted by たんぽぽ at 22:45 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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