2019年7月の参院選で新しく議席を獲得した
れいわ新選組について見ていきます。
「れいわ、積み上げた票と金 生きづらさ抱える人ら支える」
「悩みかかえ...れいわ支持 彼だけ勇気ふけてくれた 生活苦 貯金5万円から1万円寄付」(全文)
れいわ新選組の特徴として、
献金が多かったことがあると思います。
山本氏の言葉を聞くうち、涙があふれてきた。
世の中から見放されてきた自分が
はじめて共感してもらったように、男性は感じたという。
通帳の残高は5万円ほどしかなかったが、
その中から1万円をれいわに寄付した。
「生活は苦しいけど、彼に託すしかないと思った。
だってぼくを勇気づけてくれたのは、彼だけだから」
政治献金をするというのは、
その政党や候補者にそれだけ強い支持と
期待と信頼をしていることにほかならないです。
れいわや山本太郎の低所得者層や
生きづらさを感じる人たちに対する
思想や政策はそれだけ本気度が高いことであり、
その思いはしっかり伝わった
ということになるでしょう。
預金残高が5万円しかない中から
1万円を出資することの負担の大きさは
言うまでもないことです。
それだけの負担をしても、れいわや山本太郎に
みずからの生活の改善を期待して
託したい、ということだと思います。
献金額の規模の内訳を見ると、
数千円程度の少額の寄付が大半を占めました。
一方、れいわの支援者による
寄付金は今月で4億円を超えた。
6月上旬の時点では1千円や5千円など
少額の寄付が6-7割を占めたという。
これは低所得者層からの献金が多いことを
示していると考えられます。
れいわや山本太郎は低所得者層から
絶大な支持を得ていると考えられます。
2017年7月の衆院選でも、立憲民主党に
個人献金が多く集まることがありました。
予想以上にたくさんの献金が殺到したので、
受け入れ態勢を整えるのに
しばし手間取ったくらいです。
「立憲民主党・個人献金が殺到」
立憲民主党の選対本部がこう言う。
「全国の候補者に対して個人献金の申し出をたくさんいただいています。
お金に絡むことなので、入金記録などきちんと管理するために、
いま慌てて準備を進めているところです。
HP上で献金できるよう、フォーマットを整備しています」
立憲民主党に献金したかたの中には、
このときはじめて個人献金した
というかたも結構いらしたようです。
これは枝野幸男や立憲民主党がそれだけ
本気度が高かったからであり、
有権者がそれに期待と信頼を寄せた
ということにほかならないです。
日本人は世界的に見ても、政治家や政党に
個人献金をしたがらない国民です。
(日本の政党助成金が高いのは、
このためでもあります。)
そんな日本人が積極的に個人献金したいと
思うようになる政党が、2017年の立憲民主党、
2019年のれいわ新選組と
続けて現れたことになります。