1月22日の衆議院代表質問で、
選択的夫婦別姓について質疑していたところ
「それなら結婚しなくていい」という趣旨の
野次が自民党議員から飛んできました。
「選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める」
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「夫婦別姓に「それなら結婚しなくていい」 国会でヤジ」
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「夫婦別姓ヤジ、杉田議員は取材拒否 自民は特定に応ぜず」
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衆院代表質問で22日、国民民主党の玉木雄一郎代表が、
選択的夫婦別姓の導入を求めたところ、
それなら結婚しなくていい、という趣旨のヤジが飛んだ。
終了後、玉木氏は記者団に
「自民党席の女性議員から飛んできた」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表の質問のときでした。
夫婦同姓を強制する現行民法のもとでは、
結婚改姓したくないので結婚できない人もいる、
というお話をしていました。
玉木氏は質問で、若い男性から「交際女性から
『姓を変えないといけないから結婚できない』と言われた」と
相談されたことを紹介したうえで、
「夫婦同姓も結婚の障害になっている」と指摘した。
この際、ヤジが飛んだという。
少子高齢化の解消のためには
結婚数、結婚率をあげる必要がある、
それには結婚の障害になっている
夫婦同姓の強制を改めて、選択的夫婦別姓を
導入する必要もある、という文脈です。
玉木氏はすぐに「今、ヤジで『だったら結婚しなくていい』
とあった」と取り上げ、「結婚数や結婚率を上げていくことが、
国難突破の少子化対策になるんじゃないか」と訴えた。
2017年の衆院解散の際、安倍晋三首相は、
少子高齢化を「国難」の一つと位置づけ、
自ら「国難突破解散」と名付けた。
その言葉を引きつつ、選択的夫婦別姓導入に
消極的な自民の姿勢を皮肉った。
野次の主として疑われているのは杉田水脈です。
杉田水脈は黙して語らず、メディアからの
取材にも徹底して応じないです。
22日の衆院代表質問で国民民主党の
玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓に関する質問をした際、
「それなら結婚しなくていい」という趣旨の
ヤジが飛んだとされる問題で、野党は23日の
衆院議院運営委員会で自民党の杉田水脈衆院議員の
発言ではないかとして自民に確認を求めた。
野党はヤジを飛ばしたのは、
杉田水脈(みお)衆院議員とみられると指摘している。
杉田氏は同日、自民党本部や国会内で記者団から
事実関係を問われたが、取材に応じなかった。
野党も野次についての事実確認を求めています。
自民党も野次の解明は消極的になっています。
立憲の安住淳国会対策委員長は
23日の自民党の森山裕国対委員長との会談で、
「国会議員の品位を傷つける。看過できない」と伝えた。
ただ、森山氏は会談後、記者団に「今のところ(杉田氏に)
問い合わせる予定は国対としてはない」と語った。
自民の二階俊博幹事長は記者団に問われ、
「断片的にヤジで聞いて『どう聞いたか』と言われても、
それほど重大な関心を寄せているわけではない」と
述べるにとどめた。
「結婚改姓が嫌なら結婚しなければいい」は、
そこらへんのネトウヨや選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の「定番」の主張で、
彼らはあたり前のように言っていることです。
選択的夫婦別姓の実現を求めるかた、
結婚改姓したくないかたは、
さんざん言われていることだと思います。
「それなら結婚しなくていい」は衝撃的で
強い批判もあちこちで起きているようです。
ツイッターでもはてなブックマークでも
批判するコメントは多いです。
ネトウヨや選択的夫婦別姓の反対派が
ふつうに言っていることは、世論一般からは
それだけ異様、ということだと思います。
「ネトウヨ・反対派の常識=世論の非常識」を
示すことになったと思います。
「それなら結婚しなくていい」というヤジにも厳しい指摘が入る時代がきました。もう一押し、世論を動かしていきましょう!
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) January 23, 2020
選択的夫婦別姓ヤジ、自民の杉田氏か 野党が確認求める:朝日新聞デジタル https://t.co/9XcFZyOIRw