「結婚しなくていい」の野次を擁護する
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。
選択的夫婦別姓を「つまらないこと」と
矮小化するという、反対派にありがちな主張です。
野党の皆様、僕はこんなつまらないことを追及しても国民のためになるとは思えないと愚考します。
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) January 23, 2020
何で春節に沢山おいでになるコロナ肺炎のキャリアー予備軍に対する防疫と今後の方針についての覚悟を聞いてくれないのですか?国民は知りたいと思っていると存じます。
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選択的夫婦別姓は人権問題です。
それだけで「重大なこと」であり、
「つまらないこと」では決してないです。
選択的夫婦別姓法案は、法制審議会の
答申書が1996年に提示されてから、
2020年の現在24年間放置されています。
国連女子差別撤廃委員会からも、
選択的夫婦別姓を実現することを
これまでに5回も勧告されています。
「民法改正・国連の勧告の歴史」
本来もっと早く実現する必要が
あることなのに、いつまでも放置されている
という観点でも重大なことです。
最初のツイートの反対派(非共存派)は、
杉田水脈の「結婚しなくていい」の
野次を追求しても国民のために
ならないとも言っています。
なにをもって「国民のため」とするかですが、
いちばん明確な選択的夫婦別姓の
実現による直接の受益者がどれだけいるか
であれば、じゅうぶんたくさんいます。
2015年12月に東京新聞が行なった
選択的夫婦別姓のアンケートでは、男性の13.7%、
女性の28.7%が夫婦別姓を希望しています。
「東京新聞・別姓のアンケート」
これだけたくさんのかたが必要としている
ことであれば、選択的夫婦別姓の実現は
じゅうぶん「国民のため」になることです。
野次を追求するという観点であれば、
「結婚改姓が嫌なら結婚しなくていい」
というのは差別的ですから、
だれの発言かをはっきりさせて
責任を取らせる必要があることです。
かかる差別発言を追求することは、
現在選択的夫婦別姓を望んでいる人たちに
対してはもちろんですが、
社会の人権水準の維持という観点から、
国民全体のためになることです。
最初のツイートの反対派は高須克弥氏。
ご存知のかたも多いと思います。
このような思想を表明しています。
わたしのブログで高須克弥氏のことを
取り上げたことはないです。
たまたまわたしの関心の対象になる
言動がなかっただけだと思います。