「結婚しなくていい」の野次を擁護する
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)です。
女性が苗字を変えられないなら、
相手の男性が改姓すればいいという、
これもよくある反対派の主張です。
「姓を変えたくない」という女性と、どうしても結婚したければ、男が姓を変えればいいだけの話じゃないのか? 玉木さんも論理的じゃない。日本では、男性が婿に行くこともできる。
— 竹田恒泰 (@takenoma) January 22, 2020
「結婚しなくていい」やじ 夫婦別姓訴える野党質問に(共同通信) https://t.co/cKjbRYscMf
男性も女性も結婚改姓できない場合があります。
このようなかたたちにとっては、
夫婦同姓が強制されるかぎり解決しないです。
玉木雄一郎が代表質問の際に例に出した
相手の女性が改姓できなかった
という男性も、自分が改姓できなかったから
結婚できないのでしょう。
男性も女性も改姓できない可能性を
考えられない最初のツイートの反対派こそ、
「論理的でない」というものです。
女性が改姓できない場合、相手の男性が
改姓に応じることはほとんどないです。
男性は結婚改姓せず、相手の女性に
改姓させることが既得権になっているからです。
「男性の改姓に現実味を持たせるために」
男性が改姓する「女姓婚」に反対する人が、
3割以上いるという調査があります。
これらの人は女性が改姓できなくても、
男性の改姓を決して受け入れないでしょう。
「女姓婚のアンケート」
(1)女姓婚に賛成か
69%←YES NO→31%
(2)少子化対策に役立つか
29%←YES NO→71%
(3)婚姻で名字が変わることに抵抗があるか
54%←YES NO→46%
現実に婚姻の96%のケースで女性が改姓していて、
男性が改姓するという選択肢は
実質的に存在しないと言えます。
最初の反対派の言っていることは
現実的でもないことになります。
最初のツイートの反対派(非共存派)も、
男性の改姓に現実味がないことは
承知なのではないかと思います。
どうせ男が改姓させられることはない、
結局女が改姓することになる、
そう思って「男性が改姓すればいい」と
言うのではないかと、わたしは想像します。
最初のツイートの反対派は竹田恒泰氏。
ご存知のかたも多いであろう、
皇室の遠縁ということが売りのあの人です。
思想は基本的にネトウヨレベルです。
「竹田恒泰の在日特権発言」
竹田恒泰氏による婚外子差別発言。
「ちゃんとした子ども?」
選択的夫婦別姓についても竹田恒泰氏は
ときどき差別的発言をしています。
「竹田恒泰の結婚改姓幻想」
「竹田恒泰の結婚改姓幻想」