2020年02月09日

toujyouka016.jpg 東京医科大・同窓会紙で問題発言

東京医科大学の同窓会機関紙で、
ジェンダー差別があからさまな発言が掲載される
という、すさまじいことがありました。

「東京医大OB「男子医科大という名にしておけば」…同窓会機関紙が発言掲載」
(はてなブックマーク)

 
「男子医科大学という大学名にして
おけばよかった」なんて、よくそんなことが
言えるという、すさまじいレベルです。

東京医科大の医学部医学科の同窓会が
昨年12月に発行した機関紙に、
女子差別の容認と受け取れるOBの発言が
掲載されていることがわかった。
記事の中で、前同窓会長の「男子医科大学という
大学名にしておけばよかった」との
発言などが記されていた。

批判する側がこれを皮肉で言うことは、
いくらでもあるだろうと思います。
批判される側が「開き直り」で
言うことではないだろうと、わたしは思います。


東京医科大では2018年に点数操作により、
女子受験生の合格者が全体の3割程度になるよう
抑制していたことが発覚しました。

「東京医科大の女子合格者の抑制」

翌年2019年は、東京医科大学では
点数操作をせず公平な入学試験を
行なったのですが、女子の合格者が男子と
ほぼ同数という結果になったのでした。

「東京医科大・男女の合格差が縮まる」

機関紙に発言が掲載された人たちは、
よほど女子の合格者が増えたことが
不満だったので、それを語ったのでしょう。


読売の記事で紹介されている
ほかの機関紙に掲載されたコメントも、
ジェンダー差別を少しも隠そうとしていないです。
なにが問題なのかもわかっていないという
レベルではないかとも思います。

同大では19年入試で女子差別などを撤廃した結果、
女子が男子の合格率をわずかに上回った。
記事では、出席者の発言として
「入試がガラス張りになり、
女医が6割超になってしまうかもしれない」
「女性は出産を機に仕事を減らすこともあり、
男性医師1人に対し女医は3人、
日本は日本らしく男性医師がバリバリ働けば
いいのではないか」などと記されていた。

入試がガラス張りになるのは、
このましいことであり当然なことです。
その結果女子の合格者が男子より多くなったなら、
それはそれでなんら問題ないことです。

女性が出産を機会に仕事を減らすのが
問題だそうですが、それなら子どもを
持っても仕事と両立しやすいよう
環境を整備することです。

「女性医師は育児による離職が多い?」


「男性医師がバリバリ働」くのが
「日本らしい」にいたっては、
まったく根拠のない感情論だと思います。

それともマチズモやミソジニーが
「日本らしい」というのでしょうか?
そんな「日本らしさ」など御免被りたいです。

ジェンダーギャップ指数の
順位の低下
が代表的なように、
日本はジェンダー差別大国というのは、
世界的にも認知されていると思います。

その意味でなら、医学業界のマチズモ、
ミソジニーというジェンダー差別は、
「日本らしい」と言えるかもしれないです。


記事によると、東京医科大の同窓会機関紙は、
大学の運営にも強い影響力があるようです。
ここに掲載された発言は、発言者の公式な
見解ということになるでしょう。

同窓会が昨年12月15日に発行した機関紙
「東京医大同窓会新聞」によると、
昨年9月の愛知県支部会総会(名古屋市)で、
「大学の明日を語ろう」と題した
同大OBの意見交換会があった。
同窓会長や副会長、前会長、支部長ら17人が参加し、
機関紙には、そこでかわされた意見などが
記事としてまとめられていた。
同窓会は、同大の維持発展を目的に組織された一般社団法人。
大学を運営する法人の役員や評議員の
推薦も行うなど大学への影響力は大きい。

同大関係者は、機関紙に掲載された
OBの発言について「学校全体で信頼回復に取り組む中で、
あってはならない発言だ」と話す。
同窓会事務局は「会長個人を含め、取材には応じられない」、
同大は「コメントは控えたい」としている。

東京医科大の点数操作は猛烈な
批判がなされたし、訴訟まで起きています
それでもジェンダー差別的体質は、
依然としてあらたまっていないようです。


posted by たんぽぽ at 08:39 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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