「結婚改姓は女の覚悟」などと言って、
猛烈な批判を受けたことをお話しました。
武田鉄矢氏は、2017年10月にも
「セクハラは必要悪」と言って、
猛烈な批判をされたことがありました。
「武田鉄矢「セクハラは必要悪」発言で炎上」
(はてなブックマーク)
もとから武田鉄矢氏はジェンダー差別的な
考えの人で、しかもそれを問題と思わず
隠そうとしない人のようです。
「結婚改姓は女の覚悟」なんて差別的なことを
平気で言えるのも、もともとそういう
思想の人だった、ということなのでしょう。
武田鉄矢氏がセクハラを正当化する理由は、
「むかしはセクハラがそんなに
問題にならなかった」という趣旨のものです。
その理由について武田は、「日本の映画に
パワーがあった頃は、平気でこんな
(セクハラまがいの)ことを言う人がいた。
『私は女優を愛人にしたんじゃない。
愛人を女優にしたんだ』と平然と言う人もいた」と明かした。
すると武田は、「俺もよく(女性の体を)触る。
人間って、好きとかだらしない所とか見せないと、
仲良くならないよ」と力説した。
武田は「触るのはあくまでも肩ぐらいだ」と弁明したが、
「今はほんのわずか(認識が)ずれただけでも
大騒ぎになるご時世じゃないですか。
当時の金八先生でセット裏でやってたことも、
パワハラになる」と、現在はセクハラやパワハラの
定義が厳しすぎると訴えた。
選択的夫婦別姓に対する無理解のときも
そうでしたが、これらを見ると武田鉄矢氏は
「むかしの自分の経験」を基準に
ものごとを考える人と思われます。
見識が狭いということかもしれないです。
自分の経験だけがすべてではなく、
自分と異なる他人も社会にはたくさんいること、
時代は変化するのであり、むかしの基準は
いつまでも容認されないことが、
理解できないのかもしれないです。
ある意味「昭和の日本人」的だと思います。
付記:
武田鉄矢氏の「セクハラは必要悪」も
「結婚改姓は女の覚悟」も、発言が出たのは
フジテレビの『ワイドナショー』に
出演していたときです。
22日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に
出演した俳優の武田鉄矢がセクハラを
事実上容認するとも取れる発言をし、
ネット経由で視聴者から批判を浴びている。
「武田鉄矢の発言に批判殺到 夫婦別姓は「女の覚悟の問題」」
2月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に
武田鉄矢(70)がコメンテーターとして出演。
そのなかで発言した「選択的夫婦別姓制度」に
対する武田の見解に批判が集まっている。
武田鉄矢「セクハラは必要悪」発言で炎上 - まいじつ
- [テレビ]
『ワイドナショー』ってアクトオブキリング方式でいろんな過去を炙り出せるのである種価値のある番組、なのかも。
2017/10/30 18:49