2020年02月25日

toujyouka016.jpg 2月14日は夫婦別姓記念日になる?

2月18日毎日新聞の「あした元気になあれ」で、
今年の2月14日のバレンタインデーは、
夫婦別姓の記念日になるのではないかという
予感がする、というお話をしています。

「あした元気になあれ 子どもから見た夫婦別姓=小国綾子」
「あした元気になあれ 子どもから見た夫婦別姓=小国綾子」(全文)

今年のバレンタインデーはきっとこの国の
「夫婦別姓」記念日になるんじゃないかな。


 
その理由のひとつは2月14日に
「全国陳情アクション」が主催する
国会議員向けの選択的夫婦別姓の勉強会が
行なわれたことがあります。

「選択的夫婦別姓・国会議員むけ勉強会」

また同じ日の2月14日には、
「全国陳情アクション」によるクラウド
ファンディングが始まったこともあります。

「選択的夫婦別姓のファンディング」

選択的夫婦別姓制度を考える超党派勉強会が
14日、東京・永田町で開かれ、自民党を含む
与野党すべての党から約40人の国会議員が参加した。
同じ日、勉強会を実現にこぎつけた市民グループ
「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」が、
クラウドファンディング企画
「#自分の名前で生きる自由」も始めた。


コラム著者は今年の2月14日が
夫婦別姓記念日になる予感がする理由を、
もうひとつあると言っています。

夫婦別姓の家庭で育った子どもたちが
勉強会で発言し、選択的夫婦別姓導入の
要望書を国会議員に提出したことです。

「夫婦別姓の子たちから要望書提出」

私が「記念日」を予感したのにはもう一つ理由がある。
事実婚の両親のもとで育った子ども2人が
勉強会で発言し、各党党首や国会議員に対し、
制度導入を求める要望書を提出したのだ。

「夫婦別姓だと子どもに悪影響がある」
という根拠のない思い込みは、
世論の中で依然として根強いです。

そうした状況の中で、夫婦別姓の家庭の
子どもたちがみずから「苗字が原因で
問題が起きたことはない」と
国会議員の前で発言し、選択的夫婦別姓の導入を
求める要望書を提出することは、
意義があることだとわたしも思います。


2月14日が夫婦別姓記念日になるかどうかの、
わたしの予想ですが、この勉強会と
クラウドファンディングが、
選択的夫婦別姓実現の直接的な
出発点だったと感じられる状況であれば、
記念日になるかもしれないです。

国会議員向けの勉強会とクラウド
ファンディングの開始を2月14日にしたのは、
「バレンタインデー」で、印象に残りやすく
したのもあるだろうと思います。

posted by たんぽぽ at 22:48 | Comment(2) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
たんぽぽさま、こんにちは。いつも有用な情報ありがとうございます。高裁で夫婦別姓訴訟が棄却されましたね。人権を軽視すること甚だしい自民党が政権にいる間は無理なのかもしれません。いろいろ騒がしい昨今、お体ご自愛ください。
Posted by はな at 2020年02月26日 16:01
はなさま、こんにちは。
こちらにコメントありがとうございます。

夫婦別姓訴訟の高裁判決の記事は、
わたしも見ました。
非常に残念な結果と言わざるをえないです。
https://www.bengo4.com/c_23/n_10830/

あまり期待はしていなかったので、
意外性はなかったですが。


>人権を軽視すること甚だしい自民党が
>政権にいる間は無理なのかもしれません

司法は独立しているので、
政権がなんであろうと関係ないはずなのですが、
政権の顔色をうかがったような
判決を出しているのではないか、
という気がわたしもしています。

立法で解決するなら、自民党が政権を
取っているかぎりほぼ不可能だと思います。


>いろいろ騒がしい昨今、お体ご自愛ください。

ご心配ありがとうございます。
はなさまもおからだには
気をつけてくださいね。
Posted by たんぽぽ at 2020年02月26日 22:23
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