サイボウズ社長の青野慶久氏らが
提訴していた夫婦別姓訴訟の控訴審の判決が、
2月26日に下りましたが、原告棄却でした。
一審、二審と原告の敗訴です。
「高裁でも「選択的夫婦別姓」認められず サイボウズ青野社長ら「最高裁に行く。ゴールは立法」」
(はてなブックマーク)
婚姻時に夫婦が別姓を選べない戸籍法は
憲法に反するとして、ソフトウェア企業
「サイボウズ」の社長、青野慶久さんら4人が
国を相手に計220万円の損害賠償を求めていた
選択的夫婦別姓訴訟で、東京高裁(小川秀樹裁判長)は
2月26日、原告らの訴えを棄却した。
原告側は最高裁に上告する意向を示している。
約1ヶ月前、「結婚改姓が嫌なら、
結婚しなくていい」という野次が出て、
夫婦同姓の強制に対する問題意識が
世論のあいだで高まりました。
「改姓が嫌なら結婚しなくていい?」
そのすぐあとの朝日新聞の世論調査では、
選択的夫婦別姓に賛成が7割ほどとなり、
これまでの調査とくらべて
大きく賛成が増えたのでした。
「選択的夫婦別姓の世論調査・賛成が7割(2)」
こうした選択的夫婦別姓に対する
世論からの理解がありながらも、
現行の夫婦同姓の強制を違憲とする
判決にはならなかったのでした。
じつのところ、わたしは好ましい判決が
出ることはあまり予想していなかったです。
今回も夫婦同姓の強制は違憲とは
ならないだろうと、思っていました。
なので判決に意外性はなかったです。